浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2003年02月20日(木) ラルフとトヨタ?/日本映画にほしいもの

ラルフの将来についてのウィリー・ウェバーの発言
Ananovaの元記事はこちら
どうやら、トヨタとの話し合いを計画している様子。ウェバーのことだから、おそらくウィリアムズとの契約更改や他チームからの打診を視野にすえての発言でしょう。
相手がトヨタとなれば、F1界ではすでにトップ3の高さのラルフの契約金が、またつり上がる可能性が出てくるわけだ。(笑)
でもなあ、ウィリアムズは契約金が高くなりすぎると放出しかねないチームだし、トヨタがここ数年でタイトル争いにからむ可能性は小さい。今年タイトル争いに勝ち残らなければ、チャンスを失うことになりかねない。
移籍は、リスキーな賭けだ。するなら、チャンピオン取ってからだじょ。愚痴ってないで、モントーヤにも勝ちなさいよね。(^^;)

まあ、ラルフってのは、F1界にはめずらしく母国エンジン使って母国のアイドルになれる可能性のあるドライバーだわな。
自国系チームにいるのは、ラルフ・ファーマン(英・アイルランド2重国籍らしい)くらいか。クルサードは、英国人つってもスコットランドの人やし。チームオーナーと同国人ってドライバーは何人かいるけど、その人脈とか集めてるスポンサーにアピールしやすいのかもしれない。
日系チームに日本人ドライバーを....というのは、誰もが望むことやろうけど、まだまだむずかしいだろうな。
ドイツを中心にすえて欧州でのイメージをあげセールス拡大につなげるのが、ケルンにトヨタが本拠地を置いてF1参戦した理由。ホンダは、何年もの成績不振に悩んでる最中。
視聴者にとってはチームのイメージよりドライバーの方がインパクトあるから、自国のドライバーを乗せてコケさせたら、国外では「同国人だからあんな新人を乗せるのか」と言われ、国内では「エンジン(orシャシー)が悪いからドライバーが活躍できない」と言われちゃう。
自動車メーカー系チームのイメージをあげなきゃならんから、たいへんだべなあ。
少しでも上位を狙いたいチームが、トップチームに在籍するドライバーに声をかけていくのは、当然のこと。開発の知識もほしい。速さに確信をもてるドライバーもほしい。
たぶん、トヨタもホンダも(ジャガーあたりも)3強チームのドライバーには、まんべんなく声かけてるんだろうと思う。マクラーレンがタイトルに手をかけてた時のロン・デニスだって、「トップドライバーには、いちおう打診してみるのが義務だから」と、ライバルチームのミハエルに声かけてたことあったもんな。(^^;)
ミハエルは契約金がとんでもなくつり上がっちゃったし、もう年齢的にも長期計画向きではないだろうな。それに、たぶん本人に移籍したい気持ちはないでしょ。フェラーリでさえ5年かかったんだから。(笑)
モントーヤは、トヨタとの縁もあるけど、開発/セットアップ方面にまだ勉強が必要なようす。キミちゃんもまだF1での経験は短い。
もし私がお金持ってるチームオーナーなら、長期開発計画に貢献しそうなドライバーとして狙うのは、後から入った子達に迫られて苦しんでるベテランのラルフやクルサードかな。ルーベンスは今のところフェラーリでミハエルを倒してタイトルや契約更新を得ることを狙ってるだろうけど、ミハエルとの力関係次第でしんどくなってくるかもしれないから、ここも狙い目。(笑)
今のチームでタイトルを狙える可能性があるとはいえ、チーム内でのドライバー間の力関係や評価、チームとの意見の相違などがあると、彼らの将来の道がどう転ぶかはわかりまへんね。3強に空いた席が出来ると、タイトル争いに顔を出す顔ぶれに変化があって、それも楽しいんだけどねえ。(^^;)
ああ、そうだ。フィジケラも3強チームのシートに1度は乗せてみたいドライバーですわ。でも、彼は「もし私がチームオーナーだったら....」のリストには入らないんですな。だって、トゥルーリと並んで、不運に憑かれてるドライバーなんですもの〜。(こらこら)
「ミハエルが通りすぎた後にはペンペン草も残らない」と言われた状態のベネトンに移籍して長くとどまり、ジョーダンの危機に移籍。移籍先の見極めって、ドライバーの運命を左右しちまうよね。
元チームメイトのラルフの場合、チャンピオン経験者のヒルがジョーダンに来て、その知識を吸収したり、彼と比較した速さのポテンシャルを見せる機会が、移籍にプラスに働いたのかもしれない。フィジコは今までのチームメイトすべてに勝ってきたけど、若手ばかりだったからなあ。
トップチームで先輩ドライバー達に鍛えられたら、いったいどこまでやれるのか、見てみたいです。

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先日『ひとりごと』に『日本映画って....』を追加したんですが、たまたま選んだ映画が悪いのか、好みの方向が違っているのか、日本映画に対する印象はよくないんですな。
夕べもチャットでおしゃべりしてたんやけど、昔の映画や役者は雰囲気があってよかったねー、なんていつも思っちゃうんですよ。
最近は、いわゆる「2時間ドラマ」とどこが違うの?って思う映画多くないですか?
今回映画ネタにとり上げた『たそがれ清兵衛』で、なんとかそこそこ満足できるかなー、でも食い足りないところが多くてもったいなさ過ぎるよなあ、起爆力たらねえよなー、という感じ。前に感想を書いた『陰陽師』よりゃあ、はるかに出来はいい。監督が新しい分野に挑戦する意欲が感じられ、時代考証もしっかり追求し、きちんと基本はおさえてる映画。そこは間違いない。
んでも、これが国内の賞を総なめと聞いて、あらためて唖然としたのよ。これが日本を代表する映画なの?日本映画ってそんなもんなの?って。
それとも映画にワシの求めるところが、国内の映画人達とは違うの?

わたしゃ、名作映画や話題の映画も本数見てないし、映画マニアとはとてもいいがたいです。
でも、日本映画界がこれから映画館に足を運ばせる努力をしなきゃいけないのは、マニアでなく一般の人達の層だと思うのよ。
「どうせすぐTVで放映するからイイや」と思わせずに、映画の封切りやビデオ発売や名画座での上映が待ちきれない気持ちにさせなきゃ。
ちょっぴりよけいに金のかかった「2時間ドラマ」みたいな映画作ってばかりいたら、どうしてそれが出来るの?

わたしゃ、アニメと特撮ものと刑事物と時代劇と海外ドラマをTVで見て育った人間です。アニメ好きやし、美形好きやし、SFXフェチやし、恋愛ものは苦手や。(笑)
美意識の感じられない画面や物語の作りを見ると無駄に費やされた製作費に腹が立つし、エンターテインメントと両立できない芸術性なんてクソ食らえ!と思ってるし、天の邪鬼にタテヨコナナメからひっくり返してみるのが好きですよ。
だから、好きな映画でも完全な満足を得られるものは少ないですがねえ。
そんでもさあ、その映像にうっとりしたい。物語にドキドキしたい。だまされて驚かされたい。何度でも見たくなるような魅力にノックアウトされたい。好きな俳優には、いい映画で活躍させてあげたい。そんだけなんですけどね。


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