浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2003年08月30日(土) タイヤ問題

「出たーっ、FIAひさびさの大技っ!」と爆笑したのは、私だけではあるまい。ブレーキ問題とか予選レギュ変更とか、急なお達しはいろいろあったよなあ。
情報錯綜して、どこがどう問題なのか理解できるまで時間かかりましたが。(ハンガリーGPのピットストップトラブルに関する記事だとか、こういう重要なことって信頼に値するサイトが少ないんだよなあ。したがって、ソースが同じで微妙に言い回しや解釈の違う記事をアレコレあさるハメになる(-_-;))
えー、私の乏しい英語力で理解するところによれば、タイヤ規定「トレッド幅は270ミリ以内(1.4バールの気圧で計測」を<いかなる状況下でも>と厳密に解釈し、それを満たせるように留意しなさい、いうのがFIAの警告。もちろん走行中のトレッド幅を計測するのは不可能だから、プラクティス後やレース後のすり減った状態で計測が行われることになるようだ。
ところが、レギュレーションの77C(タイヤ項目)には、「新品時に」という1文がある。ミシュラン側としては、この規定をずっとを守ってきたが、使用後のタイヤに関しては熱や障害物との接触でどのような状態になるかワカラン。04年からの規定をかえるんなら話し合いするけど、イタリアGPからの変更は現実的ではない、と。
てなことで、デュパ爺「うちのお得意さん達、レース出られんかもしれませんぜ(-.-;)」と脅しかけております。
ミシュランがトレッド幅を270ミリぎりぎりにし始めたのは、なんでも2001年サンマリノからだとか。(あ、ラルフが優勝したときか?)
2年以上ほっといたのを、この大事な時期に取り沙汰されちゃあ、たまったもんじゃあない。
タイトル争い中の上位チームから下位チームまで、ミシュランユーザーのチームにとってはたいへんな決定だ。たぶん、各チームも団体様で苦情申し入れるんじゃないか。
下位チームにスポンサーアピールのチャンスが出てきた予選レギュ大変革なんぞとは違って、タイヤがかわればマシンの動きがかわる。
今までのデータがパーになる。データも取らねばならん。セッティングも煮詰めにゃならん。あと3戦というのに、時間がない。イタリアGPまで、あと2週間。じっくりテストしてるひまありません。....どころか、モンツァテストに間に合わせることが出来るのか。
ミシュラン側の主張のように、2004年からの適用にもっていけるか。FIAの主張通り、イタリアGPからの適用となるのか。それとも、インディアナポリスや鈴鹿あたりにずれ込ませて手を打つのか。政治力の闘いですな。
わたしゃあ、コレ、ミシュランユーザーチーム達も、簡単に呑んじゃあくれないと思うがねえ。(^^;)


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