浪漫のカケラもありゃしねえっ!
DiaryINDEX|past|will
くーつーじょーくー!...と低音でドスをきかせて唸ってみる。 いや、跳ね馬さんとかBSさんとかホンダさんとかね、レース眺めながら唸ってたんではないかなー、と思うてさ。去年の姿がウソのような、この順位変動ぶり。だってほら、跳ね馬さんとザウバーさんの予選の位置とかさ。赤牛さん(去年の猫だよ、猫!)に跳ね馬さんが追い抜かれたりするしさ。 まあ、まだシーズンは長いさ。いつか雪辱をそそぐのだ、ベイベー。 ...と、バトル好きのワタシァ、巻き返し戦を望むのだ。98年にミハエルとエディのファンになったオレ様だよ。コレくらいの屈辱に負けるものかよ。 というか、興奮するのだ。ミハエルの闘志を考えると。 ライバルを遮二無二追いかけ追いつめる時、いつだって恐ろしいほどに輝いてきた。勝つことに執着する、せつなく美しい生き物。 苦悩させることは承知で、その凄まじい姿をまた見たいと望んでしまうのは、罪だろうか。
とは言いつつも、気の多い私はドイツ人3人とも応援してるから、心中複雑なのだよ。 ニックちゃんの表彰台は、素直に嬉しい。なんといってもバトルの末だったしな。マークやラルフとぶつかってたら、たぶん私は落ち込んだよ。 チャンスを得るためには、何かが起こったときにそれをつかめる位置にいなければならない。 その言葉をしみじみとかみしめる、マレーシアの表彰台だよ。そう、シート獲得にさえ苦労したもんなー。 そして、ラルフとトヨタ。 戦闘力はある程度見えた。後は開発ペースを維持できるかどうかだ。磨耗したタイヤがマシンコントロールを難しくする。 ラルフとマーク、ニックの三つ巴バトル。ラルフの気性の勝気さは相変わらずだ。 傷めたマシンをなだめながら、ゴールラインまで持っていった。目の前にはヤルノが表彰台に立つ。負けん気に火はつくだろうが、そんな自分自身をどうプラスの方向へ持っていくか。それがラルフの今年の戦いになるんだろう。 3輪走行を耐えて、走り続けたキミ。しぶといドライバーになったと思う。あどけない顔が、男の顔になっていく。 輝いてくれ、もっと輝いてくれ、と願う。 戦いは白熱する。ライバルが強いほど、いっそう輝きを増すドライバーになってくれと、願う。
しかしまあ、今回の地上波実況、やっぱり森脇さんと寿一君はよかったなー。ポイントとらえてわかりやすくコメントしてくれるしさー。W脇ちゃんズとひそかに呼んで、お気に入りにしてしまいそうなノリの私なのだった。(をい) 開幕戦は、せっかくチーム無線が流れても、ただでさえ聞き取りづらいのに実況の声がかぶって聞き取り不可になってしまい、どんなに悔しく思ったことか。 今回もそういうことが何度かあったけど、この前に比べれば進歩よ、進歩! 昔、NHKのCART放映で石見周さんがチーム無線を聞きながら説明してくれたり、チームの裏話やらいろいろコメントしてくれて、それがとても面白かったのよ。楽しかったのよ。当時F1ではチーム無線も公開されず、オフィシャルなライブタイミングはなく、CARTがうらやましくてならなかった。 人は人に惚れる。訳わからんキャッチフレーズだけに惚れる人はいない。 ヘルメットに身を包んだドライバー。惚れる手がかりは、その走りっぷりを目にするしかない。 ライブタイミングがオフィシャルサイトで公開され、数字の中に画面に映らぬドライバーの気迫を見つめることが出来るようになった。 そして、無線。彼らの声が、聞こえる。彼らが何に苦労しているのか、何を意識して今の走りをしているのか、その手がかりが声の中にある。 ちょっとずつでもいい。見て楽しい放送になってくれればいいんだ。
|