元・白血病患者の日記
 

2002年09月05日(木) まるで、ジキル博士とハイド氏

 朝、寝ぼけまなこでテレビを見れば…沖縄のレポーターが飛ばされそうになっている! 雨男、ここに極まれり。一つ救いがあるとすれば、気分がやっとこ治ったってことか。いや〜、苦しかった。なんか全身が凝るくらいに力が入るし、大変でした。また色々とイチからやり直しだな。

 普段と同じように朝はダルイので布団でゴロゴロして、子供と何気に遊ぶ。…結局、沖縄行きは告げてないけど大丈夫かな。

 で、モタモタはしてられない。荷造りしてないんだもの。まぁ、いつものことだが下着を詰め込むだけなんだけどね。女性ならこうはいかないだろう。

 羽田は近いということで妙に余裕をぶちまける。昼、嫁さんが飯食いに戻ってからでもいいだろうと思っていれば、なんか荷物を入れたリュックの具合が悪い。

 …ま、いいか。嫁さんの顔を見て「よろしく」と出発しようとしたら、使ってないカバンがあるじゃないの、と。今更とは思ったが、なんかサイズ的にも良さそうなので急遽、入れ替えをする。…時間に余裕があったはずなのに。

 空港へ到着すると、電車ホーム付近からホールに横になっている若者の姿が。ん? これってもしかして。

 そうでした。航空全社が朝から沖縄便を欠航しているので、フライト待ちの人の渦。まるで盆か? 正月か? という混雑になっている。しかも、どいつも目が血走っている。

 野戦病院のような空港をウロつく。どこにも座るスペースがない。

 でも、なんか楽しい。鬱が終わり、躁な状態になったのか。たぶん、みんな「早く飛べ」と呪文のように唱える中、自分だけは「欠航になれ」と願っているからだろう。←悪い奴。

 しっかし、平均年齢の低い羽田空港である。まぁ、この時期の沖縄だからそうなのだろう。地べたに座る、横になる、チューをする、××なことをする…空港が悶々としている。「欠航になれ!」

 結局、朝からの全てが最終フライト時刻まで様子見ということで(さっさと欠航にしろ!)、夕方まで搭乗手続きは中止。待っているにも場所がないので部屋に戻る。近くに住んでるとこういう時は便利だな。


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