元・白血病患者の日記
 

2003年05月15日(木) 静岡は雨だった(リハビリ施設へ)

 前々から週間天気予報では、それほど崩れないということだったが、小雨になってしまった。まぁ、メインはジイさんの見舞いなので、天気は気にせず新幹線で静岡へと向かう。

 ここだけの話、今まで何度か子供を新幹線に乗せたことはある。新横浜までね。しかし今回は、堂々と乗車である。いつもビクビク席についていたが、こういう時に限って車掌はなかなか来ないものである。

 子供が車内で飽きたら厄介だと思っていたが、窓際で風景を楽しんでいる様子。念願の新幹線に乗れてよかったよかった。

 乗り換えをして、30分に1本のローカル線はさすがに退屈だった様子だが、文句も言わずに乗り切る。修善寺で立ち食いソバを食うのだが、東京のヘタな店で食うよりも絶対に美味かった。場違いなマクドナルドになぞいかないで良かった。

 リハビリセンターのマイクロバスに乗り込み、山道を走る。他に乗客はいないので、子供は助手席に座り込む。ある意味、特等席である。

 下界は小雨だったが、山の中にある施設周辺は、霧が立ち込めている。バスで走る山道には、鹿に注意の看板が。すごいぞ。

 想像していたよりも綺麗な施設だった。ジイさんの病室を探し、久しぶりに対面。電話口では散々なことを抜かしていたが、同室の人がいうにはかなり前から孫が来るとウキウキと喋っていたそうだ。なんだよ、楽しみにしてたんじゃないか。(後々、色々な入院患者や看護婦さんが驚くのだが、ジイさんは本日のために床屋の予約をしてサッパリしていた。まるで別人だそうで、気がつかない看護婦さんもいた。どんな風貌だったんだ? それと、車イスですれ違う人がみんな「それが楽しみにしてたお孫さんですか」というように、施設中の人に?今日のことを告げていたみたいだ。…もう、素直じゃないんだから。俺の体調が崩れたりして来なかったら、ジイさんどんな顔してたんだろ)

 ここでのスケジュールは、午前中は大きな体の動きのリハビリを体育館で。午後は、手先などの細かいリハビリとなっているそうだ。ジイさん的には午後のリハビリは地味なので好きでないそうだ。加えて孫にいい格好を見せたいから、午前に来てもらいたかったそうだ。あのね、午前中にこんな場所に来るとしたら、東京を何時に出なきゃいかんと思ってんだよ、と。

 夕方、後ろ髪を引かれるジイさんに見送られ、国民宿舎へ。まぁ、ジイさんは息子よりも嫁さんと孫を見れて満足だったんだろう。実際、俺はジイさんと話しをあまりしていない。嫁さんがいてくれてよかった。

 リハビリ施設から車で5分程度の場所にあった。部屋に入ってすぐに子供と温泉に。露天大好きな子供は、大喜び。雨で何も見えないが、なんでもここから見える富士は、百景のひとつに数えられているとか。…残念。

 6時の夕食までは長かった。子供は待ちきれず、お菓子を食べたのでせっかくのお子様ランチを半分残す。温泉で調子がよくなったのか、夕食を食べたから、途中でトイレへ。全部を脱がないと用足しができないので、ドタバタしたがなんとか事なきを得る。まぁ、ビックリするくらいに立派なのが出たのだが、あまりにも見事なので食堂に残っている嫁さんに報告をしに行く。「母ちゃん、大きなウンコ出たよ」…まだ、食事をしてる他の泊り客はビックリしたことだろう。まったくもう。

 寝る前に、もう一度、今度は狭い方の風呂へ。これはこれで味わいがある。シーズンオフはいいもんだ。空気もいいし、それだけでリフレッシュ!


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