元・白血病患者の日記
 

2003年11月27日(木) 白い巨根?(ある大学病院にて)

 子供は小学校で入学前の検査があるんだとか。そうか、今日は書類受付の27日か。この日のために仕事探し頑張ってきたんだけどねぇ、パートも難しいとは…。どっかに光はないものか?

 心配事は少しでも減らすということで、紹介状を持って東邦医●(伏字)に背中のコブを見てもらいに行く。覚悟はしていたが、混雑しまくり。いつも行ってる病院の比ではないなぁ。とはいえ、紹介状があるので、窓口が違うからちょっとだけ早かった。

 カルテを持って診察窓口へ行くと、看護婦に「紹介状の中に依頼内容はキチンと書いてありますよね」といわれる。封印してんだから知らないよ、という顔をしているとため息をつかれた。「先生に私が注意されるんですよね。困るんですよね」と言われたが、知るわけないでしょ! 俺が紹介状を書いたのでも、書かせたのでもないんだからさ。なんだこの病院。

 かなり混雑した待合で週間プロレスを二回読みできるほど待たされる。で、やっと放送が入り『7番待合』の前に通される。しばらくして呼ばれ、中に入るとスケベな髭を生やしたジゴロみたいな先生が黒いシャツの襟を立て、ぶっとい金のネックレスをして椅子にふんぞり返っていた。俺は場所を間違えたか?

 「ふうん、背中の腫瘍を切開してしまいたいわけね。そう希望してるんだ」と、紹介状には書いてあるのだろう。まぁ、気にしないでもいいけど、治すには切るしかないと言ってたからなぁ。助手というのか、後ろにいた(若い)女先生がコブを見て、ポラロイドで撮影される。

 「なるほどね。これなら彼らでもいいか」あ? それってインターンの実験台ってやつですかい? まぁ、こっちは(午後に面接あるけど)今日にでも切るつもりで来てるからいいんだけど。

 「その前に、CTとか色々と検査してからにしよう」
と、言ってジゴロ…じゃなかった先生はアゴでPCを指す。助手の女性は、先生の後ろからやり難い体制でキーを叩く。なんとなく空気が重い。

 その間、質問をするが何か無視され続ける。いいじゃんか、予約の確認してる間なんて何もすることないのなら、患者に何をするかくらい教えてくれても。

 たぶん悪いものではないと思うけど、検査をすればかなりハッキリわかる(かも)。検査の結果、ズバッと切るのか、小さく切って内視鏡を使うのか判断する…こんだけ聞くのになんで気を使わねばいかんのだ? こっちは元・白血病患者なので(主治医のN橋Drが心配するように)いくつか聞きたいことがあるのだが、「もうさ、外に出てなさいよ。検査の予約を見つけたら教えるからさ」と外に出される。俺がいたらマズイのか?

 「いいかい、この前ではなく6番の前で待ってるんだよ」とはどういうことか? ここは長い廊下になっていて、端から番号があってココは一番端の7番。なんで前ではなく隣のソファーに行かにゃいかんのだ? ちなみに6番ソファーには荷物があって、誰か中で受診をしている。他のソファーには何もなく、いきなり荷物のある所に7番の患者がいるのは不自然なのでは?

 それでも性格がいいので素直に6番に座る。出てこないかとドキドキしながら。

 すると7番のジゴロ部屋からは、あきらかにイチャイチャした声がしてきた。会話の内容まではわからないけど、声の弾みがちがうぜヒゲ! このジゴロ! 中で何やってんだよ! ムカついたので7番の前に移動してやった。近くなったので途切れ途切れに会話がわかる。

 なんか検査の日にち、というよりも(なんとなく)手術をする人間の手配に追われてるみたいな…。あのね、向こうの病院では手におえないから、ということで紹介状をもらったのに。

 で、やっとこ中から若い女先生が出てきた。なんでも検査の予約が遠くの日なので、都合のよい日を予約しておいてくれという。は? こちとら今日、切ってもらうつもりで来てんだぜぃ。何で患者の都合ではなく、病院の都合に合わせにゃいかんのよ。そもそも検査ってどんな検査よ。あっちの病院じゃ触診しかしてないぜ。
 女先生に難しい検査なのか聞くと、あっちの病院でも出来るような検査だという。…あの医者、何を考えてやがんだろ。

 (ここで整理。白血病の外来で通ってる病院ならカルテがあるから、そっちの病院の皮膚科へ行く。最初の医者は手術を受け持ってる立場ではないので、木・金曜の先生にという。木・金の先生に診てもらうと、切るにしても紹介状を出すから東邦医●へ行けという。そんでこっちの大学病院に来てみれば、この始末。どうしろというのよ)

 どうせ実験台にされるのなら?カルテのあるあっちの病院にしょう。検査くらいは出来ると分かったので、いいかな。そしたら主治医のN橋Drも少しは安心するかしら。でも、あっちの病院だと検査したものを見てもちゃんと判断できるかしら。…心配は尽きないものである。どこかにブラックジャックはいないのか?


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