独白「文字式」

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2002年04月30日(火) 熱衝突(リーディング話5)

さあ、いよいよ「千葉県民の会」ステージの幕開けである。
マイク係ということもあって、舞台まん前
かぶりつきで見ていたのだが、

これがまた、ものすごく良いのである。

それぞれ個性豊かな老若男女ぞろい。
そんな皆さんの朗読を聞くということは、
詩を耳から聞く、というより
その人の持つ熱をぶつけられる、
という感覚を持った。

自分にあった朗読に出会ったときは、
その熱が身体中をめぐるのである。
変な話かもしれないが、
良い、と思った朗読を聞いたときは、
思わず朗読者を抱きしめたくなるほどだ。

まさに熱に浮かされた状態
なにか、朗読や作品を通じて、
その人そのものを掴んだ気になっているのであろう。

朗読を聞く喜びは、
普通に詩を読む時の喜び、とは
また違う世界なんだ、と思った。
萩原朔太郎詩集を読んでも、きっと
彼を抱きしめたくはならないし。

で、いったい私はどうだったかと言うと、
また明日書きたいと思います。

最後に、ステージをみて印象が強かった情景を羅列する。
ホルマリン、声の変化、散らばる紙、オオカミ、カノンの終わり・・・・
いいもんだよ、朗読を見に行くの。


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