独白「文字式」
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2002年05月19日(日) |
茫漠たるブルー(ぽえむばざーる編9) |
ぽえざる会場に入る段階で、 すでに気後れしていた私だったのであったが、 これで帰っては完全内作ホチキス詩集が可哀想である。 受付を済まし、食堂の中に入りこんだ。
中に入ってみると、 詩を売るブース(机)が準備されていて、 どこで売るかが既に指定されていた。
自分のところを探し出して、 さあ商売の準備である。 とはいっても、売り物は一つしかないので それを適当に机上に並べた。
まわりを見渡してみると、 結構多人数で来ていて楽しそうである。 なんだか漠然と不安がっていたら、 通路を挟んで向こうの席にいた 「たま」の石川さんが話しかけてきた。
と思ったらそっくりな人であった。
彼はどうやら俳句の同人で、 俳句の話や、自分の本の話をしてくれた。
なかなかリラックス出来て有難かったのだが、 でも、会話後、 「なんか勢いに負けて、要らん本まで買いそうだなあ」 ということが頭をよぎり、ちょっとブルーになった。
ぽえざる内での各ブースとの交流は、 本を買うという前提なしにはなりたたないのでは、 というような感覚を持ったのである。 そんな交流ならめんどくさいな・・・・。
と、いうわけで、 さあ、これから商売頑張ろう、って前に 精神状態は低め安定にコントロールされていたのであった。
(いちおう補注ですが、 上記日記は、私がどう感じたかを中心に書いており、 「石川さん」(岡村さんとおっしゃる)の行為について 良し悪しを言っているものではありません。 (ばざーるだから、アピールするのは当然) もちろん岡村さんに押し売りとかはされておりません。 念のため。)
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