独白「文字式」
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2002年07月21日(日) |
R式プランニング(牛乳党がやってくる編1) |
ある、夏の暑い日に 僕の町に牛乳党がやってきた。
牛乳党というのは、正直なんだか良くわからないのだが、 気のあう人たちが、ゆるやかに集まってきている団体であり、 ポエマーだったり、編集者だったり、ミュージシャンだったりと なんだかものつくりが好きな人たちの集団である。 で、私も、3月末に花見(第3回党大会)に参加し入党したのだ。
そんな、党員なのに自分の党がなんだか良くわからないほどのキャリアの私なのだが、 第4回の党大会の幹事をおおせつかり、 私の住む町N市にご招待申し上げることになったのである。
そもそものいきさつとしては、 ぽえざるの時にいっしょに旅をした、党員でもあるお三方に あまりにもおらが町自慢をしたため、お三方の中に、 N市訪問への機運が高まり、 結果、N市開催への提案がされたのである。
しかし、N市訪問を決定するまでのハードルが一つあった。 それは、自分の部屋が狭くて、ゆっくり集まることができない、ということである。 前回の大会も、前々回の大会も、 最終的にはどこかのうちに集まって、 ポエトリーリーディングをしたり、アツク語ったりした。 ところがN市におこしいただくと、 部屋に入ることができないため、リーディングをする場所が無い。 (別に居酒屋でもリーディングは可能っちゃあ可能だが、 地元の人間に自分のリーディング現場を見られるのは嫌だ。) で、ちょっと躊躇していたのだ。
で、結局どうしたかというと、 党首とミーティングをして、 別に居酒屋で飲んでも良いよ、ってことを取りつけ、 かつ、アツイポエムステージを期待されても困るので、 「遠足」と銘打ったのである。
遠足というからには行程を組まねばならない。 そこで、おらが町の名物とおぼしき 「工場見学」と「餃子店」を軸にスケジューリングした。
まず「工場見学」なのだが、 地元駅前に食品の工場があり、そこに見学コースが設置されているのである。 駅からすぐで便利だし、機械を見るのはそれなりに楽しいので、 当日のメインイベント、として設定したのだ。
そして、もう一つの「餃子店」だが 全国的に有名で、かつ私も大好物の餃子があるのである。 しかも店構えがなんだか古めかしくて良い。 で、夕飯はここで食べる、と決めたのである。
で、「工場」と「餃子店」の間にある 歴史館を見学して、とスケジュールをたて、完璧、 なんて思っていたのだが、 やや見落としていたことがあった。 それは、気候、と体力、である。
このことで、当日微妙にしっぺ返しをくらうのであった。 (つづく)
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