独白「文字式」
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2002年07月29日(月) |
吹き出づる汗と眩暈と(牛乳党がやってくる4) |
見学コースをひとしきり堪能し、 次なるイベント、歴史館へと向かう牛乳党一行であったが 見学工場から歴史館までは、 徒歩約30分の道のりであった。
この真夏の30分の歩行が 皆様の体力を蝕んでいったようなのである。
で、なんで、 ようなのである、なんて漠然とした表現をしているかというと、
当の案内人である私自身は 次なるイベントへ、早くたどり着きたい、と 気が急いており、 正直、後ろの状況を把握するほどの余裕がなかったのだ。
この状況は、プランニングのミスによるところが大きい。 真夏で、かつ、大体の年齢層を把握していたのにもかかわらず、 やや、移動時間の見積もりが甘かったのだ。 (しかも、多人数のため、歩行スピードがより遅くなっていた。) そのため、ややもすると、 次の歴史館のスケジュールが5分、といった 状況をうみだしかねなかったのである。
街を堪能してもらいにきたのに、 ただ、暑いなか歩かせるだけに終わるわけにはいかないであろう。
内心あせりまくる幹事に 体力を刻一刻と蝕まれていくメンバー 牛乳党は、ここN市にて、 最大の危機を迎えたのである。
とまあ、おおげさに書いてはみたものの、 実際のところ、なんとか歴史館にもいい時間にたどりつき、 ゆっくりと休憩する時間を取れたのである。
それにしても、 やはり、真夏に歩きまわるのは体力的にもしんどく、 某氏から、これからのスケジュールの問い合わせがあり、 「ここから、またさらに30分ほど歩きます」 と、お答えした際の、 某氏の実に嫌そうな表情は趣深いものがあった。 (そのため、歩くのを断念して、タクシーを使いました)
さて、肝心の歴史館なのであるが、 旧家を一般に公開したものであり、 重厚なたたずまいの建物と、 広大で、緑豊かな庭がすばらしい所なのだ。 党員はそれぞれに、夏のまばゆい緑を堪能していたようであった。
思ったこと。 散歩は小人数がいいなあ。 (つづく)
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