独白「文字式」
INDEX|past|will
2003年08月06日(水) |
オセロと即売会の違い(ポエケット編その3) |
(前回までのあらすじ) ポエケットに参加を決め、名刺とかばんを導入。あっという間に当日になってしまう。
さしたる準備も無いまま、いよいよポエケットである。新たに導入したPC用のバックにノートパソコンをつめこんで、いざ、「江戸東京博物館へ」! で、たどりついてみたものの、広い・・・。よくよく考えてみると、「江戸東京博物館」のどこか、を調べずに来たのである。ううむ、困った、が、たまたま山中さんと出会い、会場にたどり着けた。
ちょっと早めについたので、ぶらぶらと外に出てみる。地味に人見知りするので、最初はなじめないのである。気分も落ち着いて戻ってみると、会場設営が大分すすんでいた。しまった。まあ、気を取り直し、お手伝いする。今回は「ネット詩」ブースの一員として参加しており、机にはりがみを貼ったり、チラシや名刺を並べたりする。実は、沼谷さんがパソコンにデモ画面を落として見られるようにもしてあったのだが、ずうずうしくもパソコン持参だったため、机の角にマイPCを設置する。
隣を見てみると、多くのスタッフを抱え、大量の本を持参し、正装している方が指示を出している。おっ、ごっついぜ、なんてみていると、実はポエトリージャパンの皆さんのブースであった。いろいろな方にお会いできて、嬉しかった。(しかし本は買ってないことをこっそりと付記する)
さて、会場は会議室で、上手にはリーディングのステージ。壁際と真ん中に机がおかれ、口の字に通路が作られている。今回私がいたところは、角の机の隅っこのほうであった。即売会が始まり、人の流れもぼちぼちと出だしてきたのだが、どうにも、お客さんを呼び込みにくい。そもそも、人がいるのに、人が通っていない感じがする。
あれっ、と思って原因を考えたとき、どうも角の角は難しい、ということに気づいたのである。
部屋の掃除をイメージしていただけると良いと思うのだが、角の角って、掃除機がかけにくく、本当にモチベーションをもって掃除しようと思わなければ、四角い部屋を丸く掃除する傾向があるであろう。人の流れも同様、「ふーん、ほほう」ってな気持ちで歩くときは、四角の通路の辺をきっちり歩くことなく、丸く歩くのではないだろうか。そうなると、角っこにある物というのは、実に目に留まりにくいである。
人の目についてナンボの即売会なのに、ちょっと困っていたのであった。
(つづく) (つづく)
|