独白「文字式」

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2003年09月10日(水) 猫の契約(天ぷらオフ会編その3)

(前回までのあらすじ)
和やかに談笑などをしつつ、実は密かに天丼屋で葛藤を繰り広げていた私なのであった。

天丼も食べ終わりお腹もいっぱいである。(「季節のシャーベット」のことはすっかり忘れていた。)会話はかなり和やかに続いていたが、よくよく考えると行列の出来ている店なので、とりあえず外に出ることにした。(とうぜん幹事である私、何も考えていない。これがあとで仇に・・・・。)やはり賑やかな浅草寺へ向かって歩き出す3人。

近くにお祭りグッズを売っている店がある、という情報を春野さんからいただき、そのお店に入る。いろんな小物を冷やかしながら見ていたのだが、なぜだかお店の方に声を掛けられ、説明を受ける。ひとしきりかわいい小物を堪能して、またもやふらりと歩き出す。

浅草はいたるところが商店街なため、ふらりと歩くだけでも楽しい。たまたま通った商店街にあった「○田屋 和加奈」というお店に入る。可愛いような味のあるような猫の看板が目をひいたのだ。この「黒○屋」さんは、便箋やポチ袋等の、紙の小物のお店であり、各人が結構買い物を楽しんでいた。(春野さんはお洒落なメモ帳(←ちょっと日本語が思いつかなかった)に目を奪われていたし、汐見さんはひとえにうさぎであった。)

で、そんな中、ひときわ目をひいたのが猫の後姿の携帯ストラップであり、これを皆で購入する。そこそこ大人の3人だったのだが、レジの前でどれがいいか(ストラップは、猫の後姿の模様でいろんなバリエーションがあった)をきゃいきゃいと選んだりしていた。買い物を済ませ、この猫のストラップをオフ会の参加証として、いまだ現れない相馬さんにもあとで買いに行ってもらおう、などと話しつつ店を後にした。

ところでこのストラップ、これがなかなか可愛らしいのである。普段携帯につけていると職場で明らかに誤解されるので、今度の朗読会の時にアクセサリーとして活用する確率80%である。それにしても、改めて振り返ってみると、実は私は可愛いものが好きなのかもしれない、という事実に気づき、多少動揺を禁じえないが、それも自分なのだ、と受け入れることにする。

さて、次に我々が向かったのは、雷門横の「なん○ろうショップ」であった。浅草に日本○レビ、の組み合わせこそ「なんでだろうショップ」なのだが、そんな瑣末な疑問は、トトロの手ぬぐいや壁掛けのあまりの可愛らしさに吹き飛んでいってしまった。トトロがお月見してたりするんだよ、お月見。その可愛らしさに、つい、財布の紐も緩んでしまい、買わんでもいい「笑点人形焼」を買ってしまった。(トトロじゃない・・・・。)なお、手ぬぐいをきっちり買ってたかたがいらっしゃったことも一応付記しておく。

てな感じで、初対面の男女だ、というのに、えらい自然なショッピングが展開されたのであった。(汐見さんの「ほんとは私人見知りするのに〜」との言葉が忘れられない。)

(つづく)


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