独白「文字式」

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2004年01月02日(金) 大奥と紅白と北陽と

新年のご挨拶申し上げます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、すっかりと新しい年を迎えたわけなのだが、もう正月から朝寝・朝酒・朝湯の小原庄助さんのような生活を行っている。
これもひとえに、大晦日から見続けているテレビの影響だろう。
で、なにを見ていたのかをつらつらと書く。

まず、大晦日、大掃除をしながら釘付けになったのが、
「大奥」の総集編。
なんとなくチャンネルを回していたら、安達由美の妙な方言が聞こえてきたので、しばらく流しっぱなしにしていたのだが、そのうちに、なんと安達由美が演じていたのは、皇女和宮の役ではないか、ってことに気づいたのだ。

まさに「維新の蔭に」の世界である。

なお、この「維新の蔭に」というのは、鈴木静一作曲のマンドリンオーケストラの曲であり、皇女和宮をモチーフにした曲なのだ。卒演の時に弾いたのだが、サビの3+3+2のリズムが耳に残り、かつ日本的なメロディの上に、妙に切なくて高揚感のある音の重なりがはまる名曲である。

そんなこともあって、がぜん興味がわいてきたため、ついじっくりと見てしまい、掃除が手につかなかったのである。(しかも結構、面白かった。良く出来たメロドラマだったと思う。)

てっきり、江戸幕府最盛期の大奥のごたごたを描いた、うっとうしいドラマだと思ってリアルタイムでは見てなかったのだが、舞台は幕末だと知っていたら見たなあ。

さて「大奥」も見終わり、若手のお笑い番組などを見つつ、買い物を済ませて紅白に備える。実は2003年の紅白は楽しみにしていたのだが、実に良い紅白だったと思う。どれくらい良かったのかと言うと、ビールを飲みながら紅白を見て、目頭が熱くなるほどの良さであった。175Rで熱くなり、ZONEにじんときて、森進一の曲に聞きほれて・・・・。

特筆すべきは、大トリが槇原敬之の曲だった、ということではないだろうか。歌の内容よりも、その事実そのものに「ナンバーワンよりオンリーワン」だなあ、ということを感じるのである。

上記のごとく、熱く涙で過ごした大晦日だったのだが、年が明けて一転、お笑い番組ばかりを見ていたのだ。オンエアバトルの再放送から見ていたので、いろいろなネタを見れて良かったのだが、北陽のコントを24時間で3回見て、しかもどのネタもすべて同じだった、ということだけは付記しておきたい。(面白かったけどね、北陽。)

まっきーしかり、お笑いしかり、04年は一芸の時代がくるのではないだろうか、ということを実感した年明けであった。


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