ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




年齢の重ねかた
2001年10月24日(水)
夫婦同伴での式典に、本日参加した。総勢千名以上のかなり大きな催しだったのだが、神経衰弱のごとく、夫婦というのは似ているものだと、つくづく再認識。
「平服」で、というお達しだったので、それぞれ各人の考え方が服装にも反映したようで、観察していると、かなり楽しかった。
たとえば私達の場合。私たちは中でも最・若輩者なので、とにかく「平服」ながらもきちんとした印象になるように、シンプルな服や小物を選んだ。隊長はチャコールグレイのスーツ+白い上質なシャツにクリーム色に細かいドットの入ったネクタイ。私は黒のAラインのワンピースに衿付きのオーガンジー素材(肌は透けない)のジャケット。(ホコモモラ。借りた服だけど。。。)レイジースーザンの小さなパールをねじった短いネックレスをアクセントにして、できるだけ互いに装飾をそぎ落とした感じに。
ロビーで見かけたご婦人(30代後半?)は黒のモダンな着物に、朱の半襟。帯も朱の地に黒やシルバーの糸で美しく刺繍(っていうの?)がしてある激マブな「平服」。後から表れた御主人(40代後半?)もネイビーのスーツに白シャツ、ネクタイが黒とエンジ色の(センスの良い)ストライプで、普通ながらも洗練されてる感じが漂っていて素敵。。。
ぼんやりと礼服を着ている旦那様の傍にいるのは「なんとなく」な、ちょっと野暮ったいクリーム色のスーツの奥様。やはり「平服」で、というおふれがあっても、「礼服でいいや。」と服を選ぶ手間を省いたヒト達だからこそ?なのか???夫が礼服なのに、妻がぱっとしないスーツ、という取り合わせの中年夫婦は多かった!
またその逆に、式典には「ハデ過ぎでは?」という右手のゴールドの指輪に謎の柄ネクタイをしてる男性の隣には、びっくり!の3段フリルのミニスカを履いた妻が!!!(二人とも40代だと思われる!)
例に挙げたのは、極端な人々のケースではあるが、年齢の重ね方、価値観、センスの様々なグラデーションが散らばっている様は圧巻!
素敵なひと、とその伴侶は、ふたりでバランス良く、上手な齢のとり方をしている。
見習いたいものだ。









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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