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恋煩い 2001年10月28日(日) | 最近、私自身は「恋煩い」とは縁がない。周りも、昔ほど「煩ってる」人は減少傾向にあるようだ。ハッピーな恋愛をしている人が多いから、という反面、煩うほどに恋愛にのめりこめない、というのもあるらしい。あと、色々事情があって、簡単には人に明かす事ができない恋愛をしている人もいるだろう。 だから20代後半になって、恋に悩み出すと、かなり重症になるみたい。同い年の男友達が今、かなりの「重症患者」で、こないだ話を聞いていたのだが、もう完全にビョーキに近いものがあった。 片思いを持続するほど辛い事もない。止められるものなら、とっくに止めている筈なので、周囲がどんなに「やめときなよ、そんなコ」と言ってもダメなのだ。何と言っても、本人が最も「止めたほうがいい。」って分かっているのだから。 一番の処方箋は相手のコにはっきりと「三下り半」なりなんなり結果を頂戴する事だ。始まっていない恋愛であっても、疲れ果てた恋愛であっても、ふたりの関係に終止符を当事者間でうつ、これしか本当はこの病から抜ける方法はない。「そのコの事を好きでいられなくなる、絶望に似た辛さ」がその後やって来る事になるのだが。 (いや勿論、稀に関係が修復したり、いきなり付き合い出しちゃったりする事もあるけれど。) まあ、流石に「さっさと三下り半もらってまえ。」と苦しんでいる友達に言えるほど私もオニではないので、十のうち八は「うんうん。」と話を聞いてやり、ニくらい耳に痛い事を言うようにしている。 あと、恋愛の相談を受ける時、必ず言う事がある。 オトナになると、それぞれがそれぞれの人生に色んな事情を抱えて生きているから、タイミングを誤る、という失態だけは冒してはならない。相手のタイミングも読めずに、自分の気持ちの都合だけで相手を困らせるのは、その事自体、相手に「ああ、この人はだめだ。」と思わせる決定的な亀裂となる。 タイミングが合わない時はすれ違うしか、ない。いつしか「邂逅」する縁ならば、そのすれ違いさえがドラマになる。 辛い時は、周りの友達にいっぱい甘えて迷惑かけていい。またそのうち「これじゃイカン」と自分を律して、立て直す時が来る。 私もそうやって、支えてもらって来たからこそ、現在の幸福があるのだと思う。 |