ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




感情の温度
2001年10月29日(月)
何かのエッセイで感情には温度がある、というのを読んだ事がある。
怒りやすい人は沸点が低い、とかそういう話ではなくて、本当の外気温との温度差で感じる「温度」という事らしい。
たとえば、感情温度「15℃」という人がいるとする。すると、冬も近付く頃、外気温が15℃を下回りはじめると、心の中の感情がぽかぽかと存在を現す、という感じ。その温度を守るために、身体の色んな機能ががんばって働いて、「いい仕事」をしてくれる感じ。なんか、そういうのって、暖かい土地の人(感情温度が高め)は感情が大らかで、寒い土地の人(感情温度が低め)はガマン強い、とかいう一般論と関係があるかもしれない。
私は夏は感情が鈍くなるし、人生における「いい仕事」(たとえば良い恋愛)も、できない。夏は不得意な季節なのだ。夏に何か始めよう、とすると必ず失敗に終わる。
それでは感情が最も研ぎすまされ、最適な季節はいつか、と考えると決まって冬の1月、2月なのだ。また、春になると不思議なもので、それがやや鈍ってくる。札幌という北の土地で思春期、感情の在り方が形成されたせいなのだろうか。
以前から日記でちょくちょく「冬ごもり」というような事を書いているので、冬は私の身体にとっては「冬眠期間」なのだが、感情、とか心、という面では一番色んな事が現れ、また見える時期なのだろう。
って事は私の感情温度は5℃とかそんなものなのかも。









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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