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虹 2002年07月26日(金) | 吉本ばななさんの「虹」をやっと読みました。 出てから買うまで、こんなにグズグズしたのも何となく不思議な感じ。 私は、あまり本を新書・文庫・絵本ともあまり手元に置いておく方ではないので、もし買って「ずっとずっと読み返しながら、一緒に生きて行きたい!」と思う本でないとスッパリ処分する事にしている。(こまめに捨てないと、本は重たくて捨てるのが億劫になってしまう。) ばななさんの本は新書で出ると、高校生の頃から買っていたけれど、手元に残っているのは「キッチン」(気が遠くなくくらい古い!)と「アムリタ」だけだ。他の本も装釘が美しかったり、好きだったりするものもあったけれど、手元にはない。 「虹」を読みたくなかった理由は「不倫の話」だと聞いていたから。 何となく、女流作家の不倫の話に最近食傷気味なので、「ふう。またか。」っていう感じだったのだ。 でもばななさんの過去の日記(原稿を書いている当時の)で「どうして、この話が私に降りてきたのだ?こんなに暗くてエロい話が?!」というコメントに思わず笑ってしまい、これって「虹」の事だろうな〜と思ったら読みたくなった。 お出かけした電車の中で、えんえんと読んでいて、何となく「今」私が読んで良かった、という感触があった。 出たばかりの時に買っていたら「うーん。」と思って、きっと何も感じる所がなかったと思うので・・・。 (長くなりそーなので、つづく) |