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昨日(正確には30日の昼間)、一気に読み切った本のことを書いたれど、ここに更新した側から我慢しきれなくて、本屋に駆け込み片割れのもう1冊を買った。
残業もほどほどに切り上げ、ほとんど通して4時間かけて、さっき読み終えた。 とても充実した気持ちになった。 この感覚が忘れられなくて、驚くべき集中力が働いてしまう。小説って魔法だ。
『 帰る場所。 人は一体いつ、どんなふうにして、それをみつけるのだろう。 眠れない夜、私は、人恋しさと愛情とを混合してしまわないように、 細心の注意を払って物事を考えなければならない。
(冷静と情熱のあいだ Rosso より引用)』
今日読んだフレーズの中で、一番、今の私に響いた言葉。
同じ難問を抱いて、私はいくつ傷つけてきたのだろうか。いくつ傷ついたのだろうか。と考え込む自分と出会う。
ただ、純粋に想えばいいだけなのに、その周辺に附随してくるよけいな感情たちに、大抵の決断は侵されてしまう。その度もう二度と、そんなふうに迷わないでいようと誓うのに、夢中になった時、全ては振り出しに戻っている。学習できない経験値は、不様なだけでしかない。そのくり返し。だから人生は時々、絶望の淵を私に見せる。
決まってそんな時、言葉たちは私の中で躍動して外に飛び出そうとうずうずし始める。そう、まるで今の状態のように。
こういう感動の積み重ねが、純度を上げていくのだと、思う。
感性で仕上がっている本を読み終える度に、呼ばれているような気分になる。 その感覚が忘れられなくて、鉾先はまた、新たな発見へと前に向う。小説って魔法だ。
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フィル/ フロム・ジ・イノセント・ラブレター
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