度々旅
INDEXpastwill


2002年05月11日(土) 歴史

連休が明けてからずっと曇りか雨。植えたハーブの種から、芽が出ない。生きているのか心配。ああ、雨の日ちゃんと家に入れておけばよかったわ。

日本の古代史を少し読み、なんだかまったく違う国のお話を読んでいる気分。日本の古代の記録は魏志倭人伝から始まるが、それは、魏人によって他称されたものだ。だから、異国の話のようでもしょうがないのかしら。

古事記までの日本の歴史は、ずっと他称されていた。今の日本が、他国の評価を欲したり、気にするのは、その名残?などと思ってしまった。

そもそも、倭という国の名前が本当に日本人によって使われていたのかがわからない。なんとも不思議。記録というものは大切ねと思う。
そして、もし日本に中国から漢字が入ってきていなければ、自称はもっと遅れたことでしょう。

文字というものは、本当に素晴らしいなと思う。もし、漢字が入ってきていなければ、日本人は自らの文字を作り出していたのかしら?文字というものは、人間の思考の構造にも関わるものなので、今とは違う文化を持った日本人が存在したかもしれない。そして、もっと早い段階に文字を得ていたならば、自称と他称では、一つのことはまったく異なって語られるため、今私達が学ぶ日本史とはだいぶ異なっていたものとなっていたかもしれない。

歴史というのは、不思議なもので、たった一秒前も過去となり、歴史の一部になる。つまり、生きていることは歴史をつくっていることだ。キリストやブッダが本当にいたか、その時代に行って見てみたいと思うが、もしかしたら、今の時代にもそれだけの賢者は存在しているのかもしれない。その時には、きっとわからずに後からわかるのだろう。

歴史になってからしかわからないことは、きっとたくさんあるのだ。


こげんき |MAILBBS

↑エンピツ投票ボタン
My追加