度々旅
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2002年05月16日(木) リストラ

今週は忙しい。免許の更新のため、実家に帰り、授業では発表が二つあり、バイトもいつも以上に行かねばならぬ。

今のバイトは2年以上続けている。最初は2ヶ月の契約だったのだが、頼み込んでそのままずるずると居座っている。大きな会社のある部署に配属されているのだが、他の部署に比べて、非常に居心地が良く、シフトのようなものもなく、勤務時間も特に決まっているわけではない。行きたい日に行きたい時間に行ける。

アルバイトは、私ともう一人の女の子だけだ。部署にいる方々は、40代以上なので、みなさん娘のように親切にしてくれる。貧乏な私は、ご飯を食べさせてもらうばかりか、映画まで連れて行ってもらう始末だ。

それほど良いバイトなのだが、来週で終了にしなければならない。年齢制限のため・・・。悲しいなぁ。だから一ヶ月以上前に、言い渡された時から、新しいアルバイトを探しているのだが、やはり今以上に素敵な所はない。

しかし、寝耳に水とはこのことで、一緒に働いていた女の子は、5月いっぱいで雇用できなくなるということを、今日急に言い渡された。部署を編成しなおし、新たな社員が入ってくるので、これ以上その部署では人員を抱えきれないという理由らしい。
一ヶ月以上前から知らされていた私はともかく、彼女の場合は本当に急で、まったく予測をしていなかった事態。

部長以外の方々は、まったくそのことを知らされていず、辞めるのは私だけだと思っていたのに、二人ともいなくなるということで、彼らも驚き、なんで?急に?と哀れんでくれ、必要なんだけれどなぁとぼやいてくれた。

社会とは厳しいなぁ。これも一種のリストラ、クビということで、管理職とその他の職員との境界みたいなものを今日見た気がした。アルバイトだけれども、やはり急なクビ通告はちょっときつい。部長も、今日の部長会議で決まった話のようなので、予想していなかったことだろう。そして、それをすぐに言い渡す辛さ。

アルバイトがなくなるという辛さもだが、それ以上に今まで心地よいと思っていた場所、来週も来れると思っていた場所、会えると思っていた人との急な別れがそれ以上に辛い。

同じ場を共有していると、その場というものに頼ってしまう。場がなくなる時にあせる。もっともっとその相手とつながろうとすれば良かったと。

人との関係において、場はきっかけを与えてくれるだけである。その場を限られた期間の中でいかに使うかは自分しだい。
常に与えられた場に感謝してなければいけないなと思った。


こげんき |MAILBBS

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