度々旅
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2002年05月23日(木) 体の教え

昨日とは違って、すっきりとした気分。どうして日によってこんなに違うのかしら。ほんの少しのことによって、心の状態が変化する。喉の状態も良い。ちょっと安心する。

予定より早く学校から帰ってくることができた。こういう急に空いた時間というのは、本当に嬉しい。部屋に帰ってドアと窓を開け、部屋に風を通す。風の通り道に座りながら、友人が買ってくれたケーキを食べる。とても優しい気持ちになる。

予定がつまっていることに疲れていたのかもしれない。予定といっても、むしろ自分に課した課題と言ったほうが良い。自分でやらなければ、読まなければという本がどんどん増えていく。一つ一つゆっくりと腰を落ち着けて読まなければ意味がない。しかし、授業でテキストを並行して5本読んでいる身としては、なかなか自分の研究のために時間をさけない。時間というよりも、自分のものに集中することが出来ない。結局、自分の研究のための本は、山積みになり、またあせる。その繰り替えし。

なかなか勉強というのは、脳が疲れるようだ。寝ていても、夢の中はその続きみたいな状態が続く。だから、ますます脳の疲れはとれない。時々起こる興奮状態の時は、言葉一つ一つに対し敏感になり、ふつふつと新たな思考を展開していく。が、それがきれるとどっと疲れがくる。

でも、以前はやる気がないという言葉をよく使っていた気がする。そして、どうしてやる気がないんだろうと悩んだ。それに、体を壊さないかなぁ、そうすれば休めるのにとも思った。それも今では体を壊すことが一番恐ろしくてしょうがない。去年、崖っぷちに立っていた私は、まったく悩まなかった。よく体を壊していたのに、去年は一度も壊さなかった。ただただ、やる気など関係なくがむしゃらに知識を食べていた。がむしゃらすぎて、ちゃんと消化され身についてなかったのか、あんなに頭の中にあった知識はどこに行ってしまったのかしら・・・ということが最近多くて、少し悲しくなるが。

その時、悩んでいるうちはまだ余裕があるなと思った。そして、緊張感がないから体も壊していたのだなと思った。最近は、落ち込みはするものの、それでやめてしまおうとか、どうしようということはなくなった。私がどんな状況であろうが、時は過ぎていく。私が研究できる期間はそう長くはないかもしれない。今与えられている素晴らしい時を、大切に使うためには、悩んでいる場合じゃないのだ。

が、緊張状態が続き、そのおかげで体調がおかしくなるという新たな症状が出てきたようだ。今度は、うまく疲れをとったり、心を解きほぐしたりする方法を身につけなければならないことに。

人間の体と心は本当につながっていると思う。心がだらけている時は、体もだらけ、心が疲れている時は、体が反応して休むような状態をつくる。自分では気づかないことに、体はいつも反応し教えてくれる。


こげんき |MAILBBS

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