先日、ガレリアモコトフのエンピックで、「マジソン郡の橋」のDVDを買ってきた。
A面がドイツ語でB面が英語。字幕は欧州19ヶ国の言語。欧州版なので、残念ながら日本語は無い。 私は馴染みのあるドイツ語の音声で観た。普通の映画より、これはよく理解できた。 初対面の男女のやり取りだから、会話がシンプルで聞き取りやすいのだろう。事前に文庫本のほうでも読んでいたこともあり、原作に忠実に再現されているから、会話が頭に入りやすかった。 DVDはうまく利用すれば、外国語のヒアリングの訓練にもなると思った。数少ない日本語のDVDの映画で、英語の音声で観たのがいくつかある。 ヒアリングだけの理解力では心もとないので、いつも同じ言語で字幕も入れる。でも、字幕の文章は意訳で結構シンプルな文が多く、単細胞な私は、耳からと目から入ってくる情報が違うので混乱してしまう。 英語の場合は、まず読んで理解してから、音声を聞いて、 「あ、そう言っていたのか・・・」 などと認識することが多い。ネイティブの英語はわかりにくいからね。
「マジソン郡の橋」はドイツ語の音声なら普通にほとんど聞き取れる。英語はまだ試していないけど、ドイツ語ほどの理解力は期待できないと思う。 頭だけで勉強した英語と、現地に暮らして体を使って勉強したドイツ語では、断然理解力が違うだろうから。
それにしても、フランチェスかとロバート。 あぁ、なんて美しい大人の恋愛。 女は何歳になってもオンナ。 この話に触れた世の中の既婚者女性なら誰しもが、自分の配偶者を見てため息のひとつぐらいついただろうな。 「そうよ、あなたはリチャード(夫役)そのものなのよ、はぁ・・・・・・」 なんてね。 思い出と記憶を胸の裏側に封印したまま。
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