2003年04月18日(金) |
ワルシャワ南部新興住宅街 |
理人の新しい同級生のお友達の家に遊びに行ってきた。
ワルシャワを南北に結ぶ地下鉄の南の終点で、カバティという駅の近くに住んでいる。このあたりは近年発達した新興住宅街で、新しいマンションがいっぱい建っている。
飛行機でワルシャワに着陸するとき、色とりどりのかわいいマッチ箱みたいな町並みが機上の窓から見える。カバティ上空で高度を下げているので、乗客が見ているのはきっとこのあたりなのであろう。
ワルシャワの街は森や農地を侵食していくように、徐々に外側に拡がっている。区画整備されたこの辺りは、本当に文字通り新興の住宅街である。 その友達は、8年前にマンションを買ったそうだ。廻りは森以外何にもない土地だったという。 ところが今、窓からの景色はどこまでも続くマンションの背比べだ。郊外だから空気がきれいだ。いいなぁ。
中心部よりの我が家のあたりは、ワルシャワの中でも特別に空気が汚いのかもしれない。 どこかに古い工場があり、まっくろな泥炭の燃えカスが飛んでくる。窓なんか開けておくと、廊下が一日ですすだらけになる。幹線道路からの排気ガスも風に乗って飛んでくる。 だから毎日せっせと雑巾がけをしないといけない。
空気が汚いからいやだな・・・と知人たちにこぼすと、誰もが南部(ウルシノフ)に引越しすれば? という。 でもね、中心部に近いからひそかに便利だと思っているんだなぁ、ここ。近くに大きな公園もあるし。何よりも、主人の通勤の便を考えると、ウルシノフは通勤圏外。引越しも面倒だし。
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そのお宅で二時間近く、お話してきた。お母さんはポーランド人。日本で8年間暮らしていたので、日本語も話す。でも極力ポーランド語を使うよう心がけた。日本語2割、ポーランド語8割ぐらいかな。 私の怪しげなポーランド語、何とか通じていた。たいした内容じゃないけど。
実は、先週、ポーランド語の最後の授業だった。 基礎コースはとっくに終了していて、そのまま新聞コラムを読んだり、授業で映画を観にいったりなどして今までどおり続けていた。 ところが、春休みに三週間以上休んで、ハイまた再開・・・という段になると、仲間三人三様、勉学への士気が思いっきり下がってしまっていた。その後も、三人のスケジュールがかみ合わない。そこで、ネェこれからどうする? ということになったのだった。話し合っているうちに、誰からともなく、二年間もずっと頑張ったのだから、そろそろやめにしても・・・ということになった。 いい先生だったし、時々一緒に映画を見たり、オペラに行ったり、美術館に行ったりとお付き合いは継続することにして、授業は春休みのあとに一度みんなで再会して、それで終了とした。
ポーランド語の授業がなくなると、何とかして習ったポーランド語を話さなければならないという意識が働いたのか、案外すらすらと口からついて出てきた。 忘れていることも多いんだけど、あとはポーランド人の中にはいって実践のみなのかな。
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