2003年04月20日(日) |
静かな湖畔でバーベキュー |
ワルシャワ北部にあるゼグジンスキー湖のほとりで、うちわのお友達8世帯でバーベキューをした。 そこはワルシャワから車で一時間もかからないところなのに、異国のリゾート地のような雰囲気だった。
お腹がいっぱいになったところで、誰からともなく広場で野球を始めた。 ちびっこたちが守備につくと、いつの間にかお父さんたちも外野あたりで球を待っている。 そのうち、塁審、バッターの指導する人、ピッチャー、バッターと、中に入って一緒に汗をかいていた。 草野球世代のお父さんたちは、ボールとバットがあればじっとはしていられないのだろう。
お母さんたちは、春の日差しの下、湖からの肌寒い風を受けながら日が傾くまでずーっとおしゃべりをしていた。
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ゼグジンスキー湖はマリンスポーツのメッカであった。
沖のほうで、いくつかの帆がかなり早いスピードを出して湖を縦断しているのが見える。 一つの帆がこちらの岸に向かってきた。 帆が風を孕む音と板が波を裂く音が混ざって、ざっざっざっと小刻みに聞こえてくる。それも、ちょっとした風のいたずらで、とても間近に聞こえたり何にも聞こえなかったり。
風が沖からの音を運んでくる。 音が聞こえるときだけ風の通り道が見える。 風よ吹け吹けもっと吹け。 私の耳にお前の通り道を見せておくれ。
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