薔薇園コアラの秘密日記

2003年04月23日(水) 本日の大失敗

 毎朝、お弁当を三つ作っている。主人と息子たちの分。
 今朝も普通どおりにお弁当を作って、三人を送り出した。

 みんなが出かけた後、後片付けをするために台所へ行くと、テーブルの上にお弁当の残骸に混じってハム太郎の黄色いお弁当箱が置いてある。
 蓋の内側がご飯の熱で露をうっている。まさか、昨日のお弁当箱ではあるまい。どきっ。これって、もしかして・・・。 
 
 いやぁ〜ん、清二の分、間違って空のお弁当箱を包んじゃった。
 あっちゃー、どうしよー。
 
 どうしよーといっても今更仕方がないので、あとで買い物がてら学校に届けることにした。
 12時前に学校につくと、まだ四時間目の授業中だという。こんな用件で授業の邪魔をするのもはばかられるから、授業が終るまで図書室で過ごすことにした。
 
 しばらくすると、ばたばたばたと大きな足音がして、慌てた様子で清二の担任の先生が図書室に飛び込んできた。

「あ、あの、清二さんのお弁当、空っぽなんですけど。今、職員室からお宅にお電話しようとしたら、お母さんが学校にいらっしゃってるときいたものですから・・・」

 うわっ! しまった!! 遅かった・・・。チャイムが鳴ってから教室にいけば間に合うだろうと思ったけど、低学年は複式学級で新一年生と一緒だから、一年生が学校に慣れるまでは少し早めにお弁当を開くらしい。

 自分の失敗をごちゃごちゃ先生に弁明しながら、慌てて一緒に教室に向かった。教室の一番奥の席で、しょんぼりとした清二が一人困った顔で頬杖をついていた。その下には、広げたお弁当クロスの上にぽつねんと小さな蓋を閉めたままのお弁当箱が。
 
 みんなで「いたーだきます」をしてお腹をすかせて、さぁ、食べよう、というときに弁当箱が空だったときの清二のショックって、相当なものだっただろうな。

 うわーん、清二、ごめーん。ママを許してね・・・。

 今日、コロコロコミックが届いたから機嫌直してね。
 おやつにドラ焼きもつけてあげるからさ。
 


 < 過去  INDEX  未来 >


祐子 [MAIL]

My追加