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■ 朝と夜のバトンを放り投げろ
世界のどこかで朝日が昇り、日が沈む。
私たちは、朝をおいかけて、夜においかけられる。
朝を迎えたら、夜に向き合って、
明日の朝に背を向けてそのまま明日へダイヴする。
朝日が昇るはずの明るい朝はしかし、
後ろ向きにダイヴするにはいささか光が強すぎる。
ダイヴしたまま朝を抱きとめて、
そのまま走ると後ろには夜が迫ってきている。
腕にある朝はいつの間にか消えていて、
倒れこむ私を夜の闇が包む。
ああ、はやく朝を探さなくては。
どうやって探そう。どうやって探せば?
夜から出なければ。朝はどこ。
いえ、そうではない。
そうではなくて、本当は、
朝でも夜でもないところはどこ?
どうすれば朝も夜も、おいかけてこないのだろう。
朝日は強すぎるし、闇は深すぎる。
それを知っていても、走らなくてはいけない。
朝焼けも昼下がりも夕焼けも、幻のように一瞬だった。
その一瞬の幻を、みんな写真に残したがるね。
とっておきたいから、撮っておくんだろうね。
とっておけないから、撮っておくんだろうね。
それは知ってるんだ。 みんな、知ってるんだ。
2010年08月14日(土)
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