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リクSS意味不明多分塚リョシリアス1(続くんかい) - 2002年10月31日(木) プロローグ 別に、人を好きになるのに性別なんて関係が無いと思う。 同性を好きになってもいいハズである。男が男を、女は女を好きになったりし ても悪くは無い。 だが、一般的にはそうは思われていない。仕方のない事だ。人間は生殖行為を 昔から今日まで行っている。そうでなければ人間という種はとうに滅びてしまっ ている。その行為はお互い異性でなければ成立しない。 だから人々は、それから外れた人を『異質』とみなすのだ。自分たちとは違う 『人』。そう認識して蔑視しがちである。 ただ、『異質』とみなされた彼らの内、『性別』でなく『そのもの』を好きに なっただけ、という人がいるハズだ。相手を好きになったら、たまたまその人が 同性だっただけで。 自分はまさしくそのケースだった。 たまたます好きになった人が同姓だっただけのことだ。 最初は、あの人に対して何の感情も無かった。ただの先輩後輩。鉄面皮部長と 超生意気一年生ルーキーなだけだった。 それが一瞬にして崩れ去った。 たった一試合で・・・。 『そして僕らは』 一週間くらい前にあの人からキスをされた。 その日、自分はあの人に想いを伝えた。案の定かわされて、頭に血が上って。 それであの人を床に押し倒した。それからずっとにらみ合って。 いつの間にか、していた。されていた。 それからのことはよく覚えていない。自分がどう家路に着いたかさえ覚えてな い。 自分は想いを伝えた。 けれどあの人からは何も応えがなかった。そのまま、もう一週間が経とうとし ている。表面上も何も変わっていない。以前と全く同じ状況である。 あの人はあの日をなかった事にしている。キスをした日をなかった事にしよう としている。あの人を見ているとそれがよくわかる。『忘れろ』とか『何も聞く な』とか。背中がそう物語っている。そういった無言の壁がそこにある。 何か釈然としない。 はっきり言ってムカツク。 自分の心の内にある想いを否定されている。存在してはならない『もの』とし て扱われている気がした。 そう思うと、胸が少し痛んだ。 何だかウダウダ考えるのが面倒くさくなってきた。あれこれ考えてたって相手 の心理なんかわかりっこない。所詮他人だから、思想も何もかも違う。ましてや あの人だ。分かる人なんてそういない。 だから、こっちから行動を起こさないかぎり、事は進展しない。 はっきり断られてもいい。明確なあの人の『思い』が欲しいだけだから― 『有言不実行』 今日の天気は雲一つもない晴天だ。梅雨明けの日差しは容赦なく人を照らして いる。 はっきり言って暑い。誰だったか、今日の気温は30度近い、などと言ってい たのをリョ―マはぼんやりと思い出していた。 「だる・・・」 こうも暑くては何もする気にもなれない(元々あまり何もする気がないが) どこか涼しい所―とにかく、この日差しから逃れられる場所を探してテニスコ ートから離れようとした。 そちらの方を振り返ると、他のレギュラー達がちゃんと練習している。 こんな炎天下でよく練習なんてできるものだ。 そう思いながら、リョ―マは気付かれないようにその場を後にした。 そこに、あの人の姿は見えなかった。 リョ―マはある大きな木の下に辿り着いた。 大きくも、青々とした立派な木だ。ここならば日差しを少しは和らげてくれる だろう。 リョ―マは木に背を預けてその場に座りこんだ。 風が少し吹いている。木の葉がそれを教えてくれるかのように自身を揺らして いる。蒸し暑いが、それはそれで心地がよかった。 ここに辿り着く前に自販機で買ったジュースを、ごくり、と音をたてて喉に流 し込んだ。冷たい液体が喉に潤いを与えてくれる。 一息ついて、空を仰いだ。 木の葉の間から光が差し込んでくる。それがすこし眩しくて、リョ―マは手を 目の上にかざした。 痛い。 まるで、自分に向かって矢が放たれているかんじだ。自分を『異質』とみなす かのように。 その考えにリョ―マは首を振った。 ばかばかしい。臆病になっているからこんな事を考えるんだ。 心のどこかでは恐れている。あの人に拒否される事を、否定される事を。 リョ―マは髪を掻きあげ、目を閉じて溜息を一つ。 「・・・暑」 そう吐き出された言葉は、光によって跡形もなくかき消された。 「越前」 そう呼ばれてリョ―マは目を開けた。いつの間にか寝てしまっていたようだ。 「・・・なんっスか?」 声のした方に振り向いた。 声の主なんてとうにわかっていた。 「サボリとはいい度胸だな。グラウンド20周行って来い」 以前と少しも態度が変わらない。いつもの鉄面皮な表情、口調も何もかも。 そんなになかった事にしたいのか。 リョ―マは帽子を被り、気付かれないように舌を鳴らした。 「早くしろ。増やすぞ」 「・・・ウッス」 大きい溜息をついて、リョ―マは重い腰を上げた。 手塚はそれを確認して歩き出した。 それが、一刻も早くこの場から立ち去りたいように見えて、 「部長!」 急いで立ち上がってあの人を呼び止めた。 聞きたかった。 あの日の事を。キスした事を。 「・・・なんだ」 「・・・・・・・・・いや、何でもないっス。」 「そうか・・・」 手塚はそういい残してこの場から去って行った。 何で、あの時俺にキスなんかしたの? そう聞くことができなかった。 聞いてはいけないように感じた。 あの人は、目を合わせてはくれなかった。 あの人は、振り返ってさえくれなかった。 その事実に、自分は勝てなかった。 思った程、自分は強くなかった。 「・・・最悪」 何もできない自分が嫌だった。 続。 後悔の嵐。 ご〜め〜ん〜な〜さ〜い〜。あああああああ・・・!!!(なら上げるなっての) 長くなるかもです、つじつまが合わなくなりそうです(もう合ってない) 王子が〜!!コンチキショウ!!わかんねぇんだよ!!うわ〜ん!!あうあうあうあ・・・・・・(沈) すいませんすいません〜!! こんなのですいません〜(平謝り) ああああああああああああああああ〜!!!!(終了) ちなみに、コレ上げてるのは水曜です。 何で木曜かって?? 火曜に書こうとしたやつを、水曜の日付で上げちゃったんだよ!!(死) ・・・直し方わかんないんだもん・・・(アホ) 1900自爆v・・・自爆してよかった・・・。2000踏まれたらどうしよう・・・(いつの間にリクを設けたんだ俺は) ...
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