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2005年08月07日(日)

夏の怪

我が家の七不思議。
いや、七つも不思議があったら困るんだけどさ。
とにかく、不思議の1つに<夏場になると時折換気扇が動かなくなる>っていう現象がある。
それは、ここ数年毎年繰り返され、暑ければ暑いほど動かないような気がしてた。
上手く説明出来ないが、ヒモを引っ張ってもカチャンといかないのだ。
ハネは周るけど、開くべき羽扉(っつーの?)が何かにつっかかって開かない。
だから、回したいならヒモを手で引っ張りっぱなしじゃなきゃいけないという。
その現象は、時々直る事もあり。本当に不思議現象だった。

しかし、今年。
とうとう数週間前から本格的に換気扇が使えなくなった。
最近は料理をしないのでお湯を沸かす時以外は、別に換気扇に用は無い。
だから大して不便も感じて無かった。
だから、何故か突然落ちてきた換気扇の周りの枠は、落ちたついでに洗ったまま嵌め込まずに過ごしていた。

ところがだ。
何故か蜂が朝になるといるっていう怪奇現象が3回起きた。
そのうち1回は知らない内に居なくなった。
穴があるのか?というのは前に日記で書いたけど、本当にそうだとしたら換気扇しか無いような気がした。
だので、換気扇の周りの枠を嵌めて、更に換気扇カバーを付ける事にした。

枠を設置したのは、蜂目撃の翌日2日のこと。
ガス台の上に上がって換気扇の高さまで立ち上がると、何故か向こうの景色が見えた。
回していない換気扇は、普通向こうの景色が見えるような仕組みになってない。
羽扉がしっかり閉まっているべきなのだ。
確かに、前から薄明かりが入るので隙間があるんだろうな。とは思っていた。
けど、隙間どころか一番したの扉1枚分開いてる模様。
フードがある為、頭が上手く動かせずに観察しきれなかったが、蜂どころかセミだってデカイかぶと虫だって入れるだろう。
っつーか、人の手首だって入れられる。そんな空間があった。
あらまぁ。本当にボロ屋だわ。と呆れたものの、どうにも出来ないのでカバーをしてしまった。

そして、一昨日当たりから。
一応、お湯を沸かす時には換気扇が回るか試みるのだが、その度に何か音がする気がした。
バリバリバリみたいな。要は何かを巻き込んでる音。
頭に蜂の存在が過ぎった。過ぎったけど気付かないフリをした。

でも今夜。もう、深夜0時になろうって時間に。
私は現実を受け止めなければいけないらしい。

換気扇の羽が開かないのは、多分・・・蜂の巣があるのだろう。
そうとしか考えられない。
そうじゃなきゃ、換気扇を回した時に、あんなに大量の羽音がする訳がない。
ヒモから手を離してプロペラが周り終った後まで、ブンブン羽音がする訳がない。
キンチョールをしこたま吸わせると、狂ったように羽音がする訳がない。

何より怖かったのは、

換気扇カバーが何かに押されたように膨らむことだ。

風だと思いたい。今日は風が強いから風鈴も勢いよく鳴ってるし。
そう思いたかったけど多分、違う。
何かが部屋に入ってこようとカバーにぶつかってきてるのだ。
しかも、あまりにもキンチョール臭いので少し開けた窓の外からは、物凄い羽音が。
夏の海地方独得の暴走族みたいな、凄まじい音だ。
きっと、攻撃されてパニクってるんだろう。

今まで、これ以上に怖い事は無かったと思う。
確かに大ムカデが入ってきた時も怖かったけど、ヤツは1匹だったし飛びはしなかった。
もう、嫌だ。引っ越したい。定期預金全部無くなっても引っ越したい。って本気で思った。

然しながら、こんだけ大騒ぎしているが。
本当に蜂の巣かどうかは分からない。
なんせ、台所側は裏の家の庭なのだ。
隣との塀の隙間が少しはあるらしいが行った事がない。
第一、夏場は草がボーボーで歩けない。
目の前にいる大家さんは何1つメンテをしてくれないので野放しだ。
だから、換気扇カバーを外す勇気が私にあれば判明するだろう。
そこに蜂が数匹転がっていれば、そうなんだろう。

開けた途端に攻撃されるかもしれない事態で、そんな勇気。
私にある訳が無い。

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