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2006年03月23日(木)

ピーク

また長い事ご無沙汰で。
前回の日記以降の主な出来事は、確定申告、祖母の49日、母上の誕生日。
私的トピックは特になし。週末ごとにチケット取りに明け暮れてたぐらい。
登録場所に相応しい静かな日常でした。

今回の母上の誕生日プレゼントは、美川憲一のチケット2名分。
E列だから前方だし、通路側だったので降りてきた美川憲一と握手も出来たそうな。
一緒に行った実家近所の母上友達にお礼にとTOPSのチョコケーキをいただいた。

お礼と言えば、1ヶ月くらい前だったか。
母上の年上のお友達の為に、ネットで老人ホーム検索をした。
具体的に○○というホーム名を上げるのは出来ないので、紹介所を1件教えた。
その人には娘さんが2人いるんだけど、どっちも頼りに出来ないとかで。
そのお礼にとイチゴやらもいただいていたんだけど、5日ほど前に新たにお礼が。
まだ一般には発売されてないとかいう、美顔液っていうか・・・顔の除菌液。
そのお友達から母上に電話がかかってきた時に、お礼を言うべく電話を代わった。
物凄く喋る人で、多分、私が返事しなくても喋るだろう状態の中で、覚えてる言葉は・・・

「お母さんよりも、あなたの方が目もパッチリしてて作りが良いんだし、若いんだから負けちゃダメよ。

ってな妙な励まし(?)だった。
若いっても・・・まぁ、母上世代から比べりゃ若いけど。
ってか、負けちゃダメって。母上はライバルじゃないし。

早速母上に「私は、おかんに負けておるのかえ?」と尋ねたところ、どうも私が普段すっぴんで何もせずにいる事が気になったという事らしい。
そうか。すっぴんがダメか。特に何もしてないのはダメか。
でも、ちゃんと出かける時は化粧してるんだぞ。服装だって違うんだぞ。
母上には、是非その事をお友達に伝えてもらいたいものだ。

と、思ったのだけど。そう言えば先日、それらしき事を言ってたな。
これまた、別の母上のお友達が店に来ていた時。
なんの流れか祖母の49日の時の話になった。
食事の席で、私の隣には祖母の妹の子供夫婦の奥さん(ややこしいな)が座ってた。
この夫婦とは、祖母の葬儀関係まで会った事が無かった。初対面だ。
その奥さんが、突然何故か私を褒めちぎり出した。
「本当に綺麗ね。こんな綺麗な人は久しぶりに会ったわ。モデルにスカウトされたりしない?素人さんでこんな綺麗な人は滅多に見ないわ・・・etc.」

こうやって羅列してみても、決して自分が言われたとは思えない言葉だ。
一生の内の誉め言葉を全て聞いたぐらい、ありえない誉め殺しのオンパレードだ。
これらの誉め殺しは一気に言われた訳じゃなく。
何かの拍子に(例えば私が馬鹿笑いをした瞬間)私を見て言うのだ。
当然、困り果てた私の反応は笑うしかない状態で。
終いには奥さんに「眼鏡かけて下さい」とお願いした。

まぁ、そんな経緯があって。
母上は友達に私が綺麗と誉められてたと話した訳だ。
それだけなら別に良い。まぁ、そういう奇特な人もいるという話で。
ところが、母上が言ってる途中で何かに気付いたんだろう。
「ちゃんと化粧をすれば、少しは違うのよ」と、付け加えやがった。
母上は言ってる最中に私がスッピンでボーっとしてる事に気付いてしまったんだろう。
この状態で誉められた話をしても説得力が無いと気付いたんだろう。
くそーっ 気付くなよ。
んでもって、その母上友達にフォローするように「そのままでも十分綺麗よ」って言われたのが余計に何ともかんとも。
いいんだよ。正直にスッピンは良くないって言ってくれても。うん。

この誉め殺し話は49日の帰りの車中でも話題になり。
その奥さんが母上に「本当に綺麗よねぇ」って同意を求めたんだけど、席が離れてて母上は聞こえなかったらしい。

母:「あんた、何て言われてたの?」
私:「綺麗だ綺麗だって褒めちぎられてたのさ」
母:「あら、そうなの」
姉:「もう、ピークは過ぎてるんですけど」

ん?ピークって何さ?過ぎたって何さ?
そういや、母上に以前「そういやさ、最近お世辞でも綺麗とか可愛いって言われなくなったな。」ってボヤいてみたところ、「もう、歳なのよ」って返された事があったっけ。
そうか。歳か。ピークは過ぎた年齢ってことなのか。
なるほど。

って、私のピークっていつだったのさ?
なんで、その時に「お前は今がピークだ」って教えてくれなかったのさーっ!


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