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2006年08月06日(日)

烏山

予定通り栃木に行って来ました。
栃木県那須烏山市。
そして、無事戻りました。
予定より、かなーり遅くに・・・くぅっ

経緯は、ぼちぼち書くとして。
取り合えず宇都宮〜烏山まで行く電車の写真でも。
この時は滅多にない直通で行ける電車だったけど、大概は宇都宮から宝積寺まで行って、そこで乗り換えて烏山線になるらしい。
たった2両のワンマン電車なのね。
ワンマンバスなら知ってるけど、電車は初めてだわ。

後姿


乗車口のドア開閉ボタン


中にも同じくあって、自分で開け閉め出来るのだね。

整理券


途中で乗ってくる人がいなかったので、実際に今でも整理券が発券されてるかどうかは確認できず。

座席の間にゴミ箱


この後、そのゴミ箱の隣に若い姉ちゃんが乗ってきて食事を始めたんだけど。
食べる側からゴミ箱に捨ててて、あら。便利ね。とか思ったさ。
写真に入ってないけど、ゴミ箱の上には造花が飾ってあった。

いやぁ。江ノ電も古いのは古いし、レトロって感じなんだけど。
それを上回って、なんとも長閑な電車でしたわ。


と、いう事で。この電車に乗って斎場に着くまでの経緯を。

6日朝5時15分起床。
恐れていた通り、起きなきゃって思うと寝られない状態。
おまけに新しいエアコンの音やら温度調節やらに慣れてないせいもあり。
結局、2時間睡眠での出発。

予定より早い7時5分の電車に乗って東京駅へ。
サンドウィッチが買いたかったんだけど、地元の駅も改装で様変わりして買えず。
東京駅の乗り換え前の地下通路でも発見できず。
新幹線のホームの売店にて購入。
新幹線の改札くぐった途端に食べ物が高くなる不思議。何費が加算されてるんだろね。

前日の連絡によると。
電車の時間の関係上、結局叔父ちゃん達も同じ新幹線に乗るとか。
母上が一緒かもっていうので、こっちは指定席だけど叔父ちゃん達は自由席だから大丈夫だよって前の晩に話してた。
同じ新幹線だから、その辺にいるんじゃない?って母上が言った直後。
母上に思いっきり腕を叩かれて、なんだよって思ったら。
目の前に末っ子のS叔父ちゃんが。
案の定、自由席の列に並んでおられましたわ。

私:「あれ?M叔父ちゃん(父上の長兄)は?」
S叔父:「それが来てないんだよ」

あらまぁ。遅刻?
いや、どっちかっていうと先に行ってる可能性の方が高そう。
せっかちな人だからして、早くに家を出ていそうだし。

M叔父ちゃんと無事に会える事を祈りつつS叔父ちゃんと別れて、私たちは指定席のある車両の前へ移動。
たった50分程度。
最寄駅から東京までも50分ぐらいだし、新幹線で宇都宮までも50分ぐらい。
おまけに、その後の烏山線も50分ぐらい。
全部同じだけの時間がかかるけど、列車の速度がそれぞれ違うから距離は違うんだよねぇ。

新幹線の中では、取り合えず食事。
出る時に母上から電話があって、「凍らした麦茶持ったから」って。
「それ、溶けないし重いからやめなよ」って言ったのに2本も持参してきてた。
案の定、数口分程度しか溶けてないし。
食後、眠ろうと思いきや、母上がずっと話し掛けてくるし。
結局眠れぬまま宇都宮到着。
帰りに餃子でも買って帰るかね?などと話しながら乗り換え通路を歩いて行くと。

乗り換えの改札にM叔父ちゃん発見。
叔父ちゃん!って声を掛けたら振り向いた。
なぜに東京駅にいなかったの?って聞いたら、早く着きすぎて珈琲飲んだりしてたら遅刻しそうになったのだと。
多分、横須賀線で来た為に地下についたんだろうね。
そっからウロウロしたんだろうと思われる。
しっかりしてるようで、どっか抜けてるらしい。
でも、どこか細かい。
座席の位置を「こっちは陽が当たるから、こっち側に座れ」と指示してみたり。
そして、とても無邪気で子供っぽい。
母上が渡したグミを美味い美味いと、あやうく一袋食べきるところだった。

電車の中からの景色は、ずっと田んぼ。
高い建物は勿論一つも無かったし、特に高い山も無く。
緑緑してて綺麗な絨毯みたいな田んぼがひたすら広がっていた。
途中で2本ぐらい川があって、名称を聞いた気がするけど覚えて無い。
着く駅は全て白い木材風。改札の建物付近にしか屋根もない。
それでもきっと、父上が知ってる昔とは違う景色になってるんだろうなぁ。

到着は10時5分。葬儀は11時半から。
電車が一時間に一本だからと早めに来た訳なんだけど。
時間が余るので喫茶店にでも入ろうよって話になってて、前夜ネットで一生懸命探して地図を作っておいた。
到着してビックラしたのは、叔父ちゃん達が「こっからどのくらいかかるんだ?」って言ったこと。
おーい。おいおいおいおいっ
2人して斎場の場所知らんで来たのかね?
私達が調べておかなかったら、どうなったのかいね?
こういう所は同じ兄弟でも父上と違う。父上は何事も用意周到だったし。
それを多分、私が受け継いだんだろうな。とか思った。

斎場までは、ネットの情報だと徒歩4-5分になってて。
でも、実際は10分以上歩いた。
なんせ、ネットでプリントした地図ではあるはずの駅の反対側へと続く道が無いんだもん。
駅員さんに聞くと、「すぐに左に行く道があるから、そこ曲がって線路渡って・・・」って言われ、歩き出したんだけど。
「すぐ」と言う割には道が無い。私の「すぐ」は1分も歩かない距離。
ところが、駅員さんの言った「すぐ」は5分は歩いた先の場所だった。
母上曰く「田舎と都会では時間の感覚が違うんでしょ」だって。
そうなのかね。じゃぁ、待ち合わせしたら遅刻するのが普通だったりするのかなぁ。

結局、前夜に遅くまでかかって調べた喫茶店情報は無駄になり。
直接斎場に行って、私はすぐにトイレで喪服(もどき)に着替えた。
着替えて戻り、喪主である祖母方の親戚の叔父ちゃんとご挨拶。
小さい時に会った記憶か、最近の祖母の葬儀の記憶か。
とにかく、この叔父ちゃんは見覚えがあって知ってる人だなと思った。
地元に住んでる父上の兄弟以外の親戚を私はよく知らないもんで。
どっかですれ違っても、お互いに知らない同士なんだろうね。

っていうか。
多分、誰の目にも私って存在は「あれは、何処の子かね?」って感じだったんだろうなぁ。

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