ほり日和
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相変わらず朝方や夕方は冬並の気温で寒い。 ベッドから起き上がるのに一大決心が必要なのはこの時期くらいだろう。 心なしか日に日に朝方の浅い眠り時間が分単位で延びている気がする。 寒いッスね〜、今年は。 夏の終わりごろ、気象庁は…
「今年の冬は暖冬です。」
なんて言っていたが、本当かよ?と思わず疑いたくなるほどだ。 が、昨日今日と昼間はそうでもない。暖かい。秋が戻ってきた。 お帰りなさい、秋♪ 俺は名古屋の空が好きである。都会に違いはないんだけど、東京とは 違うこの雰囲気が好きだ。名古屋は東京に比べて「超高層」と言われる 建物が少ない。そして集中していない。さらに道が広い。 この3つの条件で空が高く広く感じられるのだ。晴れ渡る秋空は見てて とても清清しく、開放的である。 今日はまさにそんな日和だった。 ところでその秋空を眺めていて思った事がある。『秋』という季節は ちょっと特殊なのかもしれないという事。 『秋』はほかの四季と異なる部分を持っている。例えば英語。 秋は2種類ある。「オータム」と「フォール」だ。 さらに漢字。「春」「夏」「冬」と言う字は「単字」だ。 「偏」と「旁」の区別がつきにくい。本来はあるんだけどね。 しかし「秋」は完全に二分できる。 また商売に於いて例えばお店とかでよく「商い中」と言う言葉があるが 「春夏冬中」と書いても「あきないちゅう(秋がないから)」と読む。 実際こうして表記している店も少なくない。
それでも俺はこの秋という季節が好きだ。生まれた季節というのも あるけれど、魅力一杯、不思議一杯。そしてなんと言っても 1年通してこうセンチメンタルに駆られる時期もないだろう。 今日は俺にとって「秋日和」。すぐにどこかに行っちゃわないでよ!
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