楽天的日常物語
Written by ユオ
Material by Amane(RainRain)
Skin by caprice*


■ 教習日記10 2002年07月26日(金)
えー、ついに修了検定の日がやってまいりました。
先に実技が合格してから学科試験になります。
学科は、自分の努力でなんとかなるが、実技ばっかりは個人差があるから、非常に緊張しました。
教官は終始何も言わなかったけれど、さりげなく赤ボールペンで何か書いていると、減点しているな……というのが分かる。
とにかく、実技は今日は9人いたけど、9人とも合格。
次は学科試験。
学科試験って、以外に落ちる人が多いので、よく勉強するように、と教官に静かに念を押されたというか、釘を刺されたというか……。
完璧に分からない問題が1つと、あやしげな問題が数問あった。あやしげ、というのは、ひっかけなのかどうか判断しかねる問題のこと。
学科試験には、未だ学科を合格していない人まで混じっているから、全部で20人強は居た。席は3列になり、私は3列目の後ろから2番目の席に座っていた。試験が終わり、10分ほどで結果が出ると言うので、全員教室で待機。しばらくしてから教官が戻って来て合格発表に……。

「今回は10人の人が残念ながら不合格になりました」

10人って……半分ぐらい落ちたってこと……?

「では、不合格の人には仮免手続き手数料の1200円を返金します」

そう言って一列目の前の人から順に、お金の入った箱を持って教官は不合格の人にお金を返して行く。

私の前に10人落ちていてば合格ってことだよね。頼むから……私の所に来る前に10人落ちててくれ(←酷すぎ)

ところが1列目には3人、
2列目には2人、

ってぇことは、3列目に5人いるってこと!?つか、この列って七人しか居ないんスけど!?

そう思っていると、一番前の人はクリアしたらしく、教官が通過した。

うわー、おいおい。それじゃ、あと1人だけじゃんよ、合格者……

私は祈るように手を組んで、教官が返金する姿を見つめていた。不合格、不合格、不合格、不合格……合格は、あと1人残っている。わたしか、後ろの人か……

どきどきしながら待つと、教官は、私の横を取り過ぎて行った。




ほぉぉ〜〜〜〜……



力が抜けました。
つか、心臓に悪すぎ!

そんなわけで無事、仮免許をゲットできました。
次は第2段階、いよいよ路上教習が始まります。
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