2005年05月11日(水)
午後にNくんからメールが来て、地元のファミレスで会うことに。
こっちがNくんの都合に合わせてるのに「どこで勉強する?」とか訊いてくるからムカついて、あたしにしてはだいぶ無愛想なメール対応をしてしまった。顔文字一切ナシの。
そしたら、ご機嫌ナナメなのが伝わったらしく(てゆか当然だよっ)、「わざわざありがとう。よろしく」みたいな返事が返ってきた。 だいたい、そっちに合わせて地元とはいえども歩いて15分くらいのファミレスに行ってやるんだから、迎えに来いよ!みたいなー。 ほんっと、気が利かないやつー!(←言いたい放題)
先に入っててって言ってあったから、店内での待ち合わせ。 幸運にも?知り合いはいないみたいでひと安心しつつ。 奥の席で論文片手に唸ってるNくんを発見。
論文は、いわゆるネットワーク上における本人認証の話だったんだけど。 予想通り専門用語が頻出して(kernelだとかauthenticationとか!)、文章は訳せるんだけど単語の意味が本来の辞書にのってるものじゃないから、結果的に文章の意味がわかんない!ってことになってしまった。 それでも、ITの話だから一般的な知識の話もあるし、がんばって理解したつもりなんだけどなぁ・・・。 1時間近くNくんの存在を、怒ってるからとかじゃなく没頭しすぎて無視しちゃったよ(笑)。
穴だらけだけどそれなりに訳して。 デザートとかここぞとばかりに食べて(だっておごりだもん☆)たら、あっという間に24時前。
あ、あと少しでNくんの誕生日になっちゃう! このままファミレスで祝うのもどうかなぁー・・・。
って思ってたら、そんなあたしの思いを知ってか知らずか、Nくんも「もう出よう」みたいな雰囲気になって。 お店を出て、Nくんのバイクが置いてある駐車場へ。 このまま帰ったほうがいいのかな、それとも何かしらお祝いっぽいことするべきかな・・・ってひとり悩んでたら「送ってく」って言われた。 確かに歩いて帰るのも微妙な距離だったから(ヒールだったし!)、素直に送ってもらうことに。
家までは数分で到着ー。 でも勿論?すぐにバイバイなんかしないのだっ。 Nくんを無理やり公園にひっぱってって、ブランコ乗ろうよー♪ってお誘い。 でもあたしが立ち漕ぎとかしてるのに、Nくんはダルそーにベンチからそれを見てて。 他にも「あの木に登ってみせてよー」とか言ったんだけど、いまいち乗り気じゃないみたいで、一貫して「こんなことしてないで帰ろうよ」って雰囲気を醸し出してた。
あたしはあたしで、どうやって誕生日のことを切り出そうかずっと考えてて。 ただその時間稼ぎをしたかっただけなんだけどね。
家の前に戻ってきて、あたしがずっと家に入ろうとしないから、Nくんはあたしを乗せたままバイクをずるずる引きずってその辺を一周して「はい到着ー」なんて家に帰そうとしてた。 そんなに一緒にいたくないかよ!、みたいな(笑)。
途中であたしがバイクの座席を乗っ取って。 いいなーこんなの欲しいなぁって言い出したら。 そこからちょっとしたバイク談義。 エンジンのかけ方とか教えてもらいつつ☆ 250ccは女のコには重いとか、でも女で乗ってたらカッコイイよねとか、あたしが乗ったらコケそう?だとか、そんな話。 その前に普通免許取れよって言われちゃったけども。
そのうち、なんでそんな帰ろうとしないの、みたいな話になって(そりゃそうだ)。あたしがずっと座席から退かないのに業を煮やしたNくんが、タックルして無理やり席を奪おうとしてきたり。
あたしがなんとなく不満そうな顔してたからか。 急に抱きしめられて上からキスされた。
なんか誤魔化されてるみたいでムカつく! って思いながらも、抵抗しない自分にもきまりが悪くて。 ちょうどその時、なんか、Nくんには思ってること言えないなぁって思ってたから。 (誕生日おめでとう、とか、何か欲しいものある?とか) そういうの言えないのはあたしが悪いんだけど、その雰囲気を作り出してるNくんだってちょっとは悪いんだ、って思って。
「ちょっと今怒ってるの」
って言ってみた。
Nくんは微妙に誤解したみたい。
「GWほったらかしにしてたことは悪かったと思ってるよ」とか、「日曜にUPした後遊ぼうって言われたのに断ったからでしょ?」とか、少し的外れな返答が帰ってきた。
確かにそれもあるんだけどね。 「親にもっとマメになれってよく言われる」って、それには同感!だけど。けど、マメになるとか頻繁に連絡するっていうことについては、正直半分諦めてるから。 だって、あたしの価値観では相変わらず「好きだから会いたい。電話したい」なんだけど。 「好きだけど会わなくても、連絡取らなくても平気」っていう価値観が純粋に存在するとしたら。 そしてNくんがそういう価値観の持ち主だとしたら。 そういうひとに、あたしの価値観を無理に押し付けることはできないし、強制的にそんなことしてもらっても嬉しくないから。
ひとつ、GW会わなかったことをNくんが少しでも気にしてくれてたことにだけは、ほっとしたけどね。
「違うよー」って言って。 そうじゃなくてあたしが思ってることを、おぼろげながら話して。
そういえば、もう春なのにまだ夜半は冷え込むんだよね。 Nくんもあたしも上着合わせて2枚しか着てなかったから、お互いかなり身体が冷えてきてて。 特に、珍しくもNくんのほうがあたしより手が冷たくなってて、びっくりした。 だからがんばって、あたしのほっぺでNくんの手のひらを暖めてあげたんだけど。 それでもまだ「寒い」っていうから、思い切って。 着てたトレンチコートを、Nくんの上に掛けてあげたりして。 これって普通逆じゃね??とか思いつつ(笑)。 あたしは前にNくん、後ろにバイクの背があったけど、Nくんは前にもろ風受けてたからしょーがないんだけどね。
このときは、なんでだか分からないけど思いっきりNくんの背中に抱きついてた、ずっと。 寒かったからかな? どんなきっかけだったかも忘れたけど。 とにかく、あたしのほうからNくんに抱きつくなんて、しかも外で(自分の家のまん前で!)なんて初めてかもしれなくって。 後で思い出して恥ずかしくなってくるぐらい。
Nくんが寒くないように。 Nくんが帰っちゃわないよーに。 ぎゅーっと、ずーっと抱きしめてたら。
「もー、このままうち連れてくよ?」って言われた。
ドキっとして。 それもいいかも、って正直思ったんだけど。 明日学校が2限からあるから、躊躇してあいまいな返事をしてた。 Nくんは、帰りたいっていうより何より寒さがイヤだったみたいで。 ずっと帰ろうとしないあたしにちょっと困ってた。 それもそうだよね。 一緒にいたいんだったら、素直にNくん家ついてっちゃえばいいのに。
あたしも、本当はそうしたかったんだけど。 でも、このまま勢いでついてったらきっと、そのまましちゃって、絶対次の日学校に行けなくなるーって確信してたから。 Nくんが何回か「降りないんなら乗せたまま帰るよー」って言ってきたのにも、ガマンして絶対「うん」って言わなかったんだ。 ほんとは、キスされた時点でかなりふわふわになっちゃっててヤバかったんだけど(苦笑)。 だって、1ヵ月以上(!)ぶりのキスだったんだもん! しょうがないじゃんっっ。 久しぶりに腰砕けってやつを体験しました・・・。 やっぱキスって大事なんだね。 ただずっと一緒にいるだけとは、似てるようで全然違うよ・・・・・・。
そしてそして。 「あと7分ー」だなんて、しばらくダダこねた後で。 ちゃんと家に入ったし、Nくんにも帰ってもらったけどね。 でもかれこれ2時間近く家の前にいたことになるんだよね。 たしかにそんなんだったら、最初っから直接Nくん家行けばよかったじゃんって思うよ。 なんかどーしてもダラダラしちゃうんだよね、Nくんとだと。
一応、最後に。 「今日何の日か分かってる?」みたいな話をして。 どうやらNくんは誕生日がもうちょっと先だと思ってたらしいんだけど(笑)。 「明日、ゼミだから遅くなるけどそれでもいいならケーキ持ってくよ?」って言ったら。 「オレは別に何時でも大丈夫だよ」 って返事してくれて。
なんか漸く、彼氏彼女らしくなってきたかもねっ。
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