2005年05月24日(火)
昨日の日記を書いた後、真夜中2時過ぎまでずっとNくんのこと考えてた。 眠れそうになくって。
このわだかまりを今週末まで持ち越すか、今すぐぶちまけるか小一時間考えて。 結局Nくんにあまり深刻になりすぎないようにメールすることにした。 時刻はAM4:00手前。 寝てるかな、でもNくんはケータイの着信で絶対に目が覚めちゃうひとだから起こしちゃうかな、って逡巡したけど。
そしたら、わりとすぐに電話がきた。 バイトだったらしい。 ぁ、そっか店閉めて帰ったらだいたいこんな時間になるよね。
「それで、メール読んだんだけど・・・結局何を悩んでるの?」 遠慮がちに訊いてきたきみ。
あたしも、上手く表現できなかったんだけど。 Nくんがメールとかしないひとだってことは良く分かってて、でもメールでもしないと会う約束ができないのにあたしがメールしないと基本的に連絡がなくって、なんでNくんは自分からメールしないのか理解ができない・・・っていうのが、ひとりでぐるぐるきちゃってたんだよね。
メールしないのは、ただ単に安心してるだけなのか。 自分から連絡してまで会うのはめんどくさいって思ってるのか。
あたしには、付き合ってるのに遠恋でもないのに何週間も会わないっていうのが根本的に理解できないから。 ていうか会わないんだったら付き合ってる意味ないし。 「今のこういう状態がイヤだ」ってメールしたんだけど。 Nくんは、「まぁこんなもんかな」って、思ってたみたい。
話を聞いてみると。 Nくんは、元々、彼女でも友達でも家族でも自分から積極的に連絡を取るタイプじゃないらしい。 だから、あたしにだけ連絡しないってわけじゃないんだって。 それでも、遊ぼうって誘われたら別に行くし、全然構わないんだけど、自分からはそうしようってあんまり思わないみたい。
「こういうとこ、前から良くないとは思ってるんだけどね」 「確かに普通じゃないんだろーけど。やっぱり直すべきなのかな?」
そう言ってた。
あたしは、付き合ってるひとのイヤなところを「直して」って言うのがあんまり好きじゃないし、良いことだと思わないから、「あたしはそういうのが理解できないけど、だからって強制的に直してもらうのとかはイヤなんだよね」って返事したんだけど。
そしたらNくんは、「オレも今すぐに直そうとしても直んないと思うし、正直すぐ直そうと思ってるわけでもないし・・・。それに、直してほしいってわけじゃないんでしょ?だったら、オレのそういうとこを受け入れてくれるかどうかって問題になっちゃうと思うけど」なんて、ちょっとワガママなことを言ってきて。
「・・・でも、オレのせいでそんな悩ませちゃってるんだったら良くないのかもね。だったら、友達に戻ったほうがいいのかも・・・・・・」
なんて。 自分でも今回のことが引鉄になったら嫌だからって言うの躊躇ってたのもあるから、Nくんの口からそういう言葉が出て、覚悟はしてたけどショックだった。 だけど、Nくんはちゃんと、 「もちろん、オレがそうしたいってわけじゃなくって・・・オレは、できるなら続けていきたいと思ってるよ」 って言葉をくれて、それにほっとした。
そこから、少し脱線してバイト先のMちゃんとSくんの話をして。 あのふたりが、実は今上手くいってないみたいなことを聞いたから。 それも、恋愛観の違いが原因みたいで。 あのふたりの場合はあたしたちとは逆で、Sくんが付き合ってるなら一緒にいたい派だけどMちゃんがもうちょっと醒めてるみたいなんだよね。 しかも、告ったのはMちゃんのほうからなのにっていうのも同じで。 「あのふたりには上手くいってほしいよね・・・」って、Nくんと切なく言い合ってた。
で。 「じゃあ、どうするの?オレのそういうとこも認めてくれるのか、それともやっぱりそういうのは嫌だっていうのか・・・」 「話聞いてると、ツナのしたいことっていうのはやっぱりオレとは違うよね。・・・はっきり言っていいよ。ほんと、ぶっちゃけどうなの?」
最終的には、そういう話になるんだよね。
でも、あたし。 Nくんと別れたいって思ってるわけじゃないんだよ。 ただ、Nくんが連絡してくれないのはどうしてなんだろうって悩んでて、Nくんはあたしに会いたいとか思わないのかなって不安になってただけなんだよ。
でも、あたし。 すごい素直になるの苦手だし、意地っ張りだし、照れ屋だから。 即答で直球の言葉なんて言えなくて。
だけどあたしなりに頑張って、「この頃は、ひとりの人とちゃんと付き合いたいって思ってて、だからたいして好きでもない人とは付き合ったりしたくないと思ってたんだよ。でもあたし、Nくんとは付き合おうと思ったんだよ??」って、遠回しかもしれないけど答えた。
ただ、あたしが「分かったけど理解はあんまりできないし、そのへんをどうやって折り合いつけていけばいいのかな・・・」なんて言い出したあたりから、雰囲気がまた悪化して。 そう、最終的には「Nくんはあたしとあんまり会えなくっても気にしないの?」っていうとこにきちゃうんだ。 それでNくんが、「なんでも言ってみなよ」っていうから。
あたしは、前に好きだったひとのことを思い出してて。 そのひとが如何に彼女を大切にしてたかに憧れたっていう話をしながら。 あたしはNくんにとってそうじゃないんだろうな、なんて勝手に切なくなりながら。
「Nくんも、本当に大事にできる女のコに会えるといいね・・・」
なんて、思わず言ってしまった。
そしたら。 Nくんの態度が急変。マジギレ。
「なにそれ??」
すごい冷たい声になって。
「はぁ?なにそれ。なんなのそれ。・・・もーいいよ。もういい。やめよ。だってそういうことだろ」
あたしには、その理由が咄嗟に理解できなかった。
「だって要するに他の女のコ見つけてねってことでしょ。いーよもう。ごめんねなんか。よくわかったから」
とりあえず、ものすごい誤解されてるっていうのだけは分かった。
「違うよ!!」
「何が違うの?だってそーいうことでしょ。何だよオレ色々考えたのに。だいたい何本当に大切って・・・人がちゃんと好きになったことないみたいな」
やばい。 やばい。 やばい。。。
こんなに冷たい声のNくん、初めてで。 引きとめないと今すぐ電話切られちゃいそうで。
「待ってよ!違うよ!Nくん誤解してるよ」
なんとか引き止めて。 そしたら、いちばん言いたかった言葉が、自分でも驚くくらいすんなりと喉の奥から出てきた。
「だって、あたしはNくんに会いたいと思ってるのに、会ってNくんのことがもっと知りたいと思ってるのに、Nくんはなんであたしと会わなくても平気なんだろうって・・・!」 「それに、Nくんだって本当に大事な女のコだったら自分から会いたいと思って、連絡するんじゃないかなって・・・」
そしたら、Nくんも少し落ち着いたみたい。 「会わなくても平気って・・・別にそういうわけじゃないけど」 「本当に好きって・・・そしたら変わるって?変わるかなんてわかんないじゃん」
さっきよりは優しい声で、答えてくれた。 それで。 「会いたいって思うときだってまぁあるけど、それはそれでって感じで・・・」 「今までは彼女と学校同じとかで連絡とろうとかあんまり思ってなかったけど・・・確かに2ヶ月とか相手からメール来なくて、自分もしなかったら自然消滅ってことだよね。だからそれはおかしいと思った。なんか、自分でもよく分かんなくなってきたかも・・・」 「ていうか自分からメール打とうとするとさ、途中で止まっちゃうんだよね。何書いていいかわかんなくなっちゃう」 「だから『疲れた〜』とかそんなメールでいいなら、いつでも送れるけど」 フォローもしてくれた。 よかった。もう怒ってないみたい。 うれしくなった。 あんなに怒るなんて思いもしなかったから。 「何でも言っていいよ」なんて言ったクセにね(笑)。 でも、怒ってくれたNくんにもちょっと、うれしかったかも。
それと。後で分かったんだけど。 Nくんの先週予定されてたプレゼンが変更になって、今日になってたらしくて。 なのに、あたしがメールしたらちゃんと電話くれて。 朝の7時くらいまで、話がひと段落するまで、ずっと話してくれてたこと。
あたしと、向き合ってくれたことが何よりもうれしかったよ。
ありがとう。
これからもNくんには、なるべく溜め込まないで言うようにしよう。 だってきみはちゃんと答えをくれるひとだから。 今回のことも、勇気出して話してみて良かった。 あたしも自分の問題に気づけたしね。 Nくんを他のひとと比べすぎだってことに。 もっとNくんのことちゃんと見ようって改めて思ったよ。 それで、もっと大事にして、大事にされたいなぁなんて乙女にも願ってみたりして。
というわけで。Nくん。
こんなあたしと、まだまだ仲良くしてくださいっ。
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