Spilt Pieces
2002年05月14日(火)  独り言
どこかで誰かが叫んでも私には何も聞こえない。
分かっているのはただ誰かがどこかで泣いているということだけ。
私は今日も暖かいベッドで眠りに落ちる。
悲しいかな。
私には何も分かることができない。


周りを見ようとしても、しばしば何も見えない。
自分がとても恥ずかしくなる。


いろいろなことが変わりながら、未来へと向かっていく。
そして過去となってもう戻れない。
今を生きて今が幸福な過去になったとして、それが正しい記憶なのか本当に自分にあったことなのか、どこにも保証するすべはなく、自信もない。
現在の自分を規定しているはずの過去が曖昧なものとならざるを得ないということは、現在を中途半端に生きてしまうと自分の存在が揺らぐということだ。
過去にこだわっていてはいけない。
未来ばかりを見ていてもいけない。
今、自分にあるのは、現在という時間だけなのだ。


私は、今を精一杯生きているかと問われれば、確かに時間的には無駄なことはしてないし充実していると答えるかもしれない(毎日何かしらの予定を自分の意志で入れることのできる生活をしているから)が、精神的に怠惰なのは否めない。
何も考えたくないとき、私はわざと体に無理をさせて忙しい思いをしている。
なかなか自虐的。
結局本当に今やりたくことは何なのかと問われたら、そしてそれを実行できているのかと問われれば、私は何も答えることができない。


やりたくないことのために時間を費やしているつもりはないし、そういう意味では幸福なのだと思うが、ではやりたいことをやっているかというとそれもまた疑問なのだ。
私は、もっと真剣に多くのことについて考えなければならない。
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