Spilt Pieces |
2002年07月07日(日) 七夕 |
振り返り日記。 最近忙しくて考えることはあるのにその日になかなか書けない。 七夕は、久々に晴れだった。 レポートに追われていて徹夜が続いていたから、ろくに空を見上げもしなかった。 一応母と一緒にベランダに出てみたのだが、星が一つ二つ見えただけだった。 「見えないね」 その後、気がつくと、日付が変わって朝が来ていた。 二人は出会えたのだろうか。 朝、介護の体験があって施設に行った。 七夕の短冊がまだ片付けられずに置いてあった。 障害を持つ人たちの施設。 短冊に書かれていた言葉は、「素敵な女性と出会えますように」「やせたい」など。 私が言うような言葉と同じものだった。 夜、私は「自分の彦星に会いたいものだ」と、冗談交じりに言っていた。 「七夕晴れたね」 多くの友人が私に嬉しそうに言った。 私も色々な人に言った。 伝統文化なんてみんなが忘れてしまったかのような生活を送っているけれど、案外思うほどではないのかもしれない、なんてふと思った。 誰かと誰かを繋ぐことのできるものとして、これからそういう話を大切にしていけたらいいと思った。 普段あまり話したことのない男の子は「俺バイト先で短冊書いたんだよな」って少し照れながら言った。 施設の人たちは、願い事が叶いますようにと、晴れた空に満足だったようだった。 来年の七夕の日も、またよく晴れますように。 |
Will / Menu / Past : Home / Mail | ![]() |