Spilt Pieces
2002年07月26日(金)  睡眠不足
再び思い出し日記。


午前一時に飲み会が始まって、久々に飲んでいい気分になった私はいつになく盛り上げ役に徹していた。
こんな自分意味が分からないなあ、とか思いつつ。
後で一年生に「さとさんのせいで飲みすぎてしまいましたよ」と、少し恨みごとを言われてしまったが。


具合の悪い後輩の面倒を少し見ていた。
友達としばし真面目トークをして、就寝。
午前五時半を回ってから掛け布団も敷布団もない床の上で寝始めたのだが、さすがに寝心地が悪くて一時間後に友達が起きたのと一緒に目を覚ましてしまった。
高く太陽の昇った空は、いかにも夏の朝を演出している。
汗をかいてうまく寝直せなかった私は、結局六時半起床でふらふらと外に出て行った。


車を出して、後輩と一緒に朝食を買いに行った。
朝から気分が悪いので、小さなサラダうどんを購入。
寝ぼけていたのか、つゆをかけるのをばっちり忘れ、しばらくまずいなあと思って食べていた。
それにしても、気持ちが悪かった。


朝食後、川に行って一人でぱちゃぱちゃ遊んでいた。
遊び用にトランシーバーを渡されたのだが、何となく一人になりたくて電源を切ってしまった。
冷たい川に足をつけ、遠くに見える山を見ていた。
緑が眩しい。
雲の流れるままに、山は濃淡がついていく。
濃い緑色の隣に黄緑色。
それでも不自然にならない自然が好きだ。


川を見て、色々なことを考えた。
それは少し雨のせいで増水していた川だったからか、専ら悲しいこと。
一人で沈んでいたら、いつの間にか友達が後ろに来て笑っていた。
「何やってるの?」
「山見てた」
「それは見れば分かるよ」
彼女はくすっと笑ってそう言った。
「さとは本当にそういうの好きだよね」
そういうの。
彼女は、私によく感受性が豊かだと言う。
私にはいまいち、分かっていないのだが。


川のそばで、二人でたくさんの話をした。
真面目なこと、楽しいこと、最近の気持ち、将来のこと。
空と川と田園風景と。
たくさんのものに抱かれながら、私は大好きな人と話をしている。
時間がずっと続けばいいのに。
眠いのに、それでもそんなことを考えたり。


まったりした後、ロッジの掃除を手伝って道に迷いながら家に着いた。
そのまま即バイトへ。
正直、睡眠不足が続いてふらふらだった。
だけど幸せだと感じる時間を求めるためなら、別にそんなことは、いい。
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