Spilt Pieces
2006年09月30日(土) 
先日、岩盤浴に行った。
あと、カイロプラクティックで、トランポリンに挑戦した。
脇の永久脱毛も始めた。
お金に余裕さえあれば、マイクロダイエットを始めたい。
それに、肌に合う化粧品探し。
洋服も買いたい。


体にお金をかけたい今日この頃。
どれだけ効果があるのかなんてよく分からないけど、
悲しいほどの胴長短足を嘆いて、
色んなことを放棄していた暗い時期を思うと、
できる範囲ででも綺麗になりたいと思う気持ちそのものは、
人生において無駄なことじゃない、
気がする。


あと5cm足が長くて、あと5cm胴が短かったらよかったのに、と思う。
そうすれば、女の子の平均くらいの体型だった。
身長は160cmくらいあるけど、足の長さは150cmの人よりも短い。
ネットで見たら、100人超を対象にした調査で、
私くらい短い人は、たった1人だけだった。
せめて、このままの長さでもいいから、背、低くなりたい。
そんなことを、何度も何度も鏡の前で思っては、
「普通」がほしくてたまらなかった。
170cm以上ある友人と、椅子に座ると目線が逆転する。
思春期の頃。
遺伝を疎んじては、父に文句を言った。
今思うと、残酷なことを、たくさん。
「イマドキ」なんて、大嫌いだった。
ブーツも履きたい、ミニスカートも穿いてみたい、
高校生の頃、ルーズソックスを履かない理由、
「嫌いだから」なんて言っていたけど、
ほんとは、似合わないから諦めていただけ。
小さな目は、気にしていなかった。
大きな鼻も、量の多すぎる髪も。
ただただ、足の長さがほしくてたまらなかった。
してみたいコーディネート、たくさんあって、
だけどいつも、全部諦めて、
ファッションに興味のない顔ばかししていた。
元気な体があるんだからいいじゃないか、
友達もたくさんいるじゃないか、
そういうことをいくら思っても、鏡の前に立つと、
途端に自分のことが嫌になった。
どうにか長く見えないかと、色々試してみたけれど、
結果、変わらず。
私は、割と姿見をよく使う。
ナルシスト?
むしろ、逆に、どうすれば人に笑われないか、
それを研究するために。
足の長さ、ばれないために。
…我ながら、暗いなあ。


でも、実際は、誰にも笑われたことなんか、なかった。
小学生の頃、クラスの男の子に「短い足」
と言われ続けたのが、
トラウマではあるけれど。
大好きな友達もいる。
愛してくれる家族も、
人も。
好きで好きでたまらない、なんて、
自分で書いていても恥ずかしくなるような言葉を、
今までに何度か言われたことがある。
その都度、
自信のない私は、
この人は私の顔も体型も気の強さも知っていて、
よほどの物好きかおかしな感覚の人に違いない、
なんて思っては、
相手のことを理解できなくて
逃げてしまっていた。
自信がないって、
色んな意味で、すごく損だと思う。
自信過剰な人は、見ていてうんざりするけれど。


今も私は、自分に自信があるわけではない。
むしろ、風が吹いたら揺れてしまいそうな、
危ういぐらつきを持ったまま、
何かを探して、
その何かが何なのかさえ見つからないまま、
ぐるぐると同じところを回っていたり。
でも、昔とは、違うと思う。
自分の体格は、大嫌い。
肌が弱いところも、
気が強すぎるところも、
その割に、
強がっては泣いてしまうところも。
だけど、そんな自分の範囲にあって、
ちょっとでもマシな状態を目指し続けるのは、
別に悪いことじゃない、と、思う。
欠点がある方が人からは親しみやすい、なんて聞いたことあるし。
…都合よすぎ?


まあ、何にせよ、
自分にお金をかけられるというのは
(その割に大して変わっている気はしないが)
今だからだろうな。
仕事はストレス溜まる。
薄給で何でこんなに働いてるの?私?
と、思わなくもない。
だけど、社会人っていうのも、そこまで悪くない。
時間はたくさんある。
若い時代は短くても。
ゆっくり進めばいいや。
人生、今が一番若い。


…何書きたいのか、我ながらよう分からん。
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