にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2002年07月21日(日) 真夏のごちそう

ここんとこ、やけにカラスが目に付きます。

この辺りに多い”ハシボソカラス”です。

以前はそんなに多くなかったんですけどね。

お隣の屋根でカーカー、むこうの生垣でカーカー。

今日、その理由が判明しました。


さいきん近所の人たちが、家庭菜園を始めました。

共同で小さな畑を所有しているのです。

その畑は、我が家から田んぼをはさんだ向こう側。

うちの窓からとても良く見渡せます。

そしてそこは、カラスたちの宴会場となっているのでした。


一羽のカラスが、お隣の屋根の上で見張りをします。

するとどこからともなく、数羽のカラスが舞い降りてきます。

そして交代で畑の作物を食べているのです。


よく注意して聞くと、

カラスたちは鳴き声で、コミニュケーションをとっています。

仲間を呼ぶ声、注意を促す声、危険が迫っている声。

見かねた母が、彼らを追い払おうと庭に下りていきました。

すると、あっというまにカラスたちは飛び立ってしまうのです。

うちの庭から畑まで、かなりの距離があるのに・・・・です。

すばらしい連携プレーだなぁと感心してしまいました。


彼らの狙いは、すいかとトマトです。

冬瓜やきゅうりなど、甘味の少ない野菜には見向きもしないようです。

「皮だけ残してキレイに食べられちゃった」

畑の持ち主は苦笑いをしていました。

カラスたちは毎日様子を見にやってきて、

美味しくなった頃を見計らって、荒らしに来ているのでした。

網を張るなど、対策はいろいろあるはず。

なのに、用意周到なカラスたちに比べ、

なんとも呑気な人間達だなぁと、思わず笑ってしまいました。


我が家にも家庭菜園があります。

お庭の隅のささやかなスペースで、夏野菜を作っているのです。

たっぷり太陽に当てた真っ赤なトマトは、

スーパーで買ったものより、ぐんと甘いのです。

そして美味しいトマトほど、虫食いもスゴイ・・・・

けれどそれも、無農薬野菜の宿命だと思い、

なるべく気にしないようにしています。

カラスも虫も、作物の一番美味しい頃合を熟知しているのです。


今夜のおかずは、焼きなすにトマトサラダ、冷やっこのみょうが添え。

きゅうりの糠漬けが常備されています。

夕方、ご近所から、まるまる太ったゴーヤをいただきました。

そうだ。

明日は、ゴーヤチャンプルーにしようかな・・・


まだまだ当分、夏野菜のメニューを楽しめそうです。

(* ̄〜 ̄*)


ぴょん

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