にっき日和
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毎月18日は温泉に行きます。
近所の温泉が、月一回半額になるのです。
昼食後、車で海へ続く道を走ります。
台風が近づいているせいでしょう。
ざわざわと田んぼを渡る風が、湿り気を帯びています。
その温泉は、浜辺にあります。
すぐ向こうが海なので、風に潮の香りが混じります。
露天風呂へ入るには、今日のような曇り空がちょうどよいのです。
お湯が微量の塩気を含んでいるので、
夏場は日焼けをしてしまうからです。
今日はお盆休みの最終日と重なって、
いもの子を洗うような賑わいでした。
静かに季節を感じるのも風流ですが、
混んでいるときも、それなりの楽しさがあります。
湯船に浸かりながら、人々を観察するのです。
たとえば、おなかの大きい妊婦さん。
スイカのようなおなかに、目が引き付けられます。
ぞろぞろと賑やかな、三世代家族。
おばあちゃんと娘と、その孫たち。
つるつる丸っこい子供たちのお肉が、
ああ、こんなふうに変化してゆくのねと、
老いのプロセスを、ひと目で確認できたりなんかします。
場所柄、年配の人が多いですが、
若い娘の姿も、ちらほら見えます。
けれど、若い女の子のハダカは意外とつまらないんですよね。
AVに出てるような、みごとな体の持ち主には、
なかなかお目にかかれないものですから。
脱いでお金になるってスゴイことなんだなぁと、
つくづく感心してしまいます。
わたしの趣味は・・・そう、人間観察。
このために、湯船でもわざわざコンタクトレンズをつけているのです。
けれどひとつ不安なことが・・・・
だって、公の場でこんなことを書いたら、
今後、わたしと温泉に入ってくれる相手がいなくなるような気がして。
でも、安心してください。
これは、朝顔の観察と大差ないのです。
わたしにしてみれば、人の体も朝顔も、
同じ“科学の目線”で捉えているのです。
決してエッチな気持ちではないのです。
ですから・・・・
いっしょに、温泉に入りませんか?
“ヘ( ̄- ̄ )かもぉん♪
ぴょん
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