にっき日和
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雷・・・・・?
顔を上げると同時に、窓の外でザーッと音がしました。
夕方、突然降り出した雨に、なんとなくざわつく社内。
「今日の七夕は駄目だね・・・・」
通りすがりのつぶやきに振り向くと、ごつい男子社員が声の主でした。
体のでかいこの男を、わたしはひそかにゴリラと呼んでおります。
見かけと同様、デリカシーなどカケラもなさそうなこの男が、
七夕祭りを気にかけていたとは、意外や意外(笑)
ププッ ( ̄m ̄*)
だって今日は七月七日だというのに、
誰一人として七夕祭りを話題にする人がいなかったのです。
七夕って、マイナーな行事になっちゃったのかな・・・なんて、
少し淋しく感じていたところでした。
そういえば、軒下に笹が飾ってある家など、
まったくみかけませんもの。
いまどきの子供たちは、
学校の行事として、おまつりするだけなのでしょうか。
わたしが子供のころは、
学校はもちろん、家でも七夕の飾り付けをいたしました。
母が近所の家から笹をいただいてきて、
弟とふたりで短冊に願い事を書いたのです。
「算数のテストでよい点数をとりたい」とか、
「クロールで50M泳げるようになりたい」とか、
無邪気な子供らしさを装っておりました。
しかし、親の目を気にして、
お姉ちゃんらしさを演じていたわたしに比べ、
弟の短冊は、「新しい自転車が欲しい」などと、
欲望をストレートにぶつけておりましたっけ。。。
けれど・・・・・
本当にお願いしたいことは、もっと別にあった気がいたします。
短冊には書けない、なんとなく後ろ暗〜いお願い事。
そう、たとえば・・・
「○○君と隣の席になれますように」とか、
「大嫌いな△△ちゃんが転校しますように」とかね・・・・
もしも親や先生にみつかったら、「子供らしくない」って、
叱られちゃうかもしれません。
けれども、子供って、
大人が考えている以上に、ドロドロした生き物だと思うのです。
七夕まつり、雨まつり。
金銀短冊、なにを書こ?
・・・・・雨が、ますますひどくなってまいりました。
ぴょん
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