にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2005年10月03日(月) 金持ちの条件

早いもので、もう10月・・・・・

今年も残る2ヶ月となってしまいました。

この時期になりますと、忘年会はどこにしようとか、

お正月休みの予定とか、そろそろ気にかかりますよね。



うちの職場も、今年は海外旅行ラッシュでありました。

ちょっと思い返しただけでも、中国、韓国、ベトナム、タイ・・・・・

ここ数年、海外に縁のないわたしは、うらましいかぎり。

よし次の冬休みこそ!なんて意気込んでおります。

で、数ヶ月前の職場でのやりとりを、

ちょっと思い出してしまいました。



その日の昼休みの座談会は、

海外旅行の体験談で盛り上がっておりまして、

ちょうどわたしのイタリア旅行の話題が出たときです。

それまで黙って聞いていたT君が、口を挟みました。

「あーあ、ぴょんちゃん無駄遣いをしちゃったねぇ〜〜」

  (  ° ▽ ° ;)  エッ?無駄遣い・・・・・・・???

思いがけないことを言われ、一瞬目がてんになってしまいました。

さらに彼は言いました。

「何十万もするお金を短期間で使うなんて、無駄遣いって言わないの?」

彼にしてみれば、手元に”物”として残らないことへお金をかけることに、

くだらない、無駄だと感じるらしいのです。(笑)



そりゃ海外旅行は、お金がかかります。

でも別に借金して行くわけじゃないし、

生活に支障が出るわけでもありません。

ふだん贅沢をしないわたしの、数年に一度のお楽しみなのです。

旅費だって、妥協できるかぎり切り詰め、

分相応な旅をしているつもりです。

なにより、きれいな景色を見たり、美味しいものを食べたり、

芸術に触れたり・・・・・

それらが無駄だなことだとは、考えたこともありませんでしたが。。。。



いろいろな価値観の人がいるものだなと、

呆れ半分、わたしはT君に聞いてみました。

「じゃあ、有意義なお金の使い方ってどんなの?」

彼は答えました。

「株を買うとか、何かに投資するとか・・・・

いずれ自分の元に戻ってくる使い方だよ」

ふーん、なるほどそれはまぁ、一理ありますけど。

そういえばちょっと前に「金持ち父さん貧乏父さん」っていう本が、

流行っていましたっけね。

あの本に、たしか似たようなことが書いてあったと記憶します。

で・・・・・彼は、その殖やして貯めたお金を、

どう利用するつもりでいるのかしら?(笑)

(っていうか、むしろわたしはそこんとこ↑を聞きたかったのですが)

聞けばT君には、とりたてた趣味も興味の対象もなく、

お酒やグルメにも関心がないそうです。

お金ってものは、ただ持ってるだけじゃ価値はないでしょう?

使ってはじめて価値が出るのだと思いますけど。。。



同じ職場には、ブランド品に目がない女の子がいます。

また、車が大好きな男の人もいます。

わたしはブランド品も車にも全く興味ないですけど、

彼らの気持ちは少しわかる気がするのです。

誰だってお金は、ないよりもあるほうがよいに決まってます。

けれどわたしたちは、お金そのものを愛しているわけじゃなく、

車だのブランドのバックだの、旅する時間だのに、

価値を見出しているのです。

そう、お金はあくまでも手段、人生の目的にはなりえないのです。



「さっすが三河の成金は、考えることが違うのねぇ〜」

・・・・・などと、強烈な嫌味を言ってやりたい気持ちに駆られましたが、

かろうじて抑えときました。 ププッ ( ̄m ̄*)

なぜならT君は、うちの社長の御曹司ですもん。(つまり次期社長ってことね)

金儲けしか興味がないってところは、お父様そっくり。(爆)

わたしたち下々の社員には量りがたいことです。

この親子、お金持ちだけど、

いまいち社員に尊敬されない理由がわかった気がします。



お金持ちって、

お金が大好きな人種のことなんだなぁと思いました。

そしてわたしは、

永遠にお金持ちには、なれそうにないなぁとも思いました。








ぴょん

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