にっき日和
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早いもので、もう10月・・・・・
今年も残る2ヶ月となってしまいました。
この時期になりますと、忘年会はどこにしようとか、
お正月休みの予定とか、そろそろ気にかかりますよね。
うちの職場も、今年は海外旅行ラッシュでありました。
ちょっと思い返しただけでも、中国、韓国、ベトナム、タイ・・・・・
ここ数年、海外に縁のないわたしは、うらましいかぎり。
よし次の冬休みこそ!なんて意気込んでおります。
で、数ヶ月前の職場でのやりとりを、
ちょっと思い出してしまいました。
その日の昼休みの座談会は、
海外旅行の体験談で盛り上がっておりまして、
ちょうどわたしのイタリア旅行の話題が出たときです。
それまで黙って聞いていたT君が、口を挟みました。
「あーあ、ぴょんちゃん無駄遣いをしちゃったねぇ〜〜」
( ° ▽ ° ;) エッ?無駄遣い・・・・・・・???
思いがけないことを言われ、一瞬目がてんになってしまいました。
さらに彼は言いました。
「何十万もするお金を短期間で使うなんて、無駄遣いって言わないの?」
彼にしてみれば、手元に”物”として残らないことへお金をかけることに、
くだらない、無駄だと感じるらしいのです。(笑)
そりゃ海外旅行は、お金がかかります。
でも別に借金して行くわけじゃないし、
生活に支障が出るわけでもありません。
ふだん贅沢をしないわたしの、数年に一度のお楽しみなのです。
旅費だって、妥協できるかぎり切り詰め、
分相応な旅をしているつもりです。
なにより、きれいな景色を見たり、美味しいものを食べたり、
芸術に触れたり・・・・・
それらが無駄だなことだとは、考えたこともありませんでしたが。。。。
いろいろな価値観の人がいるものだなと、
呆れ半分、わたしはT君に聞いてみました。
「じゃあ、有意義なお金の使い方ってどんなの?」
彼は答えました。
「株を買うとか、何かに投資するとか・・・・
いずれ自分の元に戻ってくる使い方だよ」
ふーん、なるほどそれはまぁ、一理ありますけど。
そういえばちょっと前に「金持ち父さん貧乏父さん」っていう本が、
流行っていましたっけね。
あの本に、たしか似たようなことが書いてあったと記憶します。
で・・・・・彼は、その殖やして貯めたお金を、
どう利用するつもりでいるのかしら?(笑)
(っていうか、むしろわたしはそこんとこ↑を聞きたかったのですが)
聞けばT君には、とりたてた趣味も興味の対象もなく、
お酒やグルメにも関心がないそうです。
お金ってものは、ただ持ってるだけじゃ価値はないでしょう?
使ってはじめて価値が出るのだと思いますけど。。。
同じ職場には、ブランド品に目がない女の子がいます。
また、車が大好きな男の人もいます。
わたしはブランド品も車にも全く興味ないですけど、
彼らの気持ちは少しわかる気がするのです。
誰だってお金は、ないよりもあるほうがよいに決まってます。
けれどわたしたちは、お金そのものを愛しているわけじゃなく、
車だのブランドのバックだの、旅する時間だのに、
価値を見出しているのです。
そう、お金はあくまでも手段、人生の目的にはなりえないのです。
「さっすが三河の成金は、考えることが違うのねぇ〜」
・・・・・などと、強烈な嫌味を言ってやりたい気持ちに駆られましたが、
かろうじて抑えときました。 ププッ ( ̄m ̄*)
なぜならT君は、うちの社長の御曹司ですもん。(つまり次期社長ってことね)
金儲けしか興味がないってところは、お父様そっくり。(爆)
わたしたち下々の社員には量りがたいことです。
この親子、お金持ちだけど、
いまいち社員に尊敬されない理由がわかった気がします。
お金持ちって、
お金が大好きな人種のことなんだなぁと思いました。
そしてわたしは、
永遠にお金持ちには、なれそうにないなぁとも思いました。
ぴょん
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