にっき日和
おしながき|前よむ|次よむ
行ってきました。
宝塚歌劇ベルサイユのばら雪組公演観劇バスツアーへ。
早朝出発深夜帰宅ということで、なかなかとハードです。
念のため、お断りしておきますと・・・・・
わたしはヅカファンというわけではなく、
原作に心酔しているため、一度は宝塚の舞台も観ておかねばと、
前々から希望していたのであります。
で、今回が宝塚デビューというわけです。
しかし・・・・・・噂には聞いておりましたが、
想像以上にディープな世界でありました。 (⌒_⌒;)
それは早くも、行きの観光バスの様子からも伺えたのであります。
だって、ふつうのツアーとは雰囲気が違うのです。
まず、全員(添乗員と運転手を除く)が女性ということ。
しかも、ほとんどがオバサマたち。(←自分もだが)
そして、お一人様参加が異様に多いのです。
聞くと彼女たちは、ほとんどがこの手のバスツアーの常連で、
長年来のヅカファンだそうです。
娘時代からのヅカファンという、
推定年齢75歳お一人様参加のオバアチャンもおりましたっけ。
お一人様参加の人たちは、やはり話し相手に飢えているのでしょう。
見知らぬ同志でも、すぐに和気あいあいと、
ヅカ談義に花を咲かせているようです。
宝塚大劇場に到着したのは正午過ぎ。
今日はあいにく雨でしたので、劇場周辺の散策はやめ、
劇場内の施設で、開幕までの時間つぶしを致しました。
お昼ごはんは、セルフのカフェテリアで、
ちらし寿司とクリームあんみつをいただきましたが、
味もまぁまぁ、お値段も安くて感心しました。
甘味処や和食メニューが充実しているのは、
オバサマ方の好みに合わせたせいでしょうか。
郊外のショッピングセンターにありがちな、
パスタとかピザなどは、あまり人気がないようです。
お土産コーナーも、見るからにオバサマ好みの品々が、
これでもかと豊富に並んでおりました。
休憩コーナーで休んでいると、
お隣のご婦人(推定年齢58歳)が声をかけてきました。
彼女は、お一人様参加で高知からツアーに参加したそうです。
わたしたちが今回、宝塚デビューと知ると、
宝塚への想いを、それはもう熱く熱く語ってくれました。
「とにかくもう、すっごく綺麗なのよぉ〜!
本物の男なんて要らなくなるくらい!!」
彼女いわく、
ヤミツキになること間違いなし・・・・・だそうです(笑)
うーん、そんなに凄いのか?? (; ̄ー ̄A アセアセ
舞台への期待は、ますます高まってまいりました。
なにやら、キケンな(?)世界のようだし。
ヤミツキになったらどうしよう・・・・・(爆)
幕が上がるやいなや、舞台に目が釘付けになってしまいました。
す、すごい。。。。。
豪華絢爛、時代錯誤、超少女趣味、大掛かりな演出。
これはたしかに、ハマる人はハマるよなぁ。
たぶん人によって好みは真っ二つに分かれると思いますけど。
ストーリーも、思ったより原作に忠実に感じられました。
オスカルが、ペガサスを模したクレーンに乗って登場した演出には、
感心するやら笑えるやら。。。。。。
(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!
そこまでやるか、宝塚。
初めての宝塚観劇体験は、楽しかったです。
舞台もさることながら、劇場周辺の施設も女性が楽しめるように、
なかなか工夫されていると思います。
一度は見る価値がアリかな。
一度は・・・・・ね。
はっきり言って二度目は、もういいや・・・・(笑)
けっして悪くはないんだけど、わたしにはちょっと甘ったる過ぎて。
板チョコに生クリームをかけた上に、
蜂蜜をたっぷり振りかけて食べたような・・・・・そんな感じです。
ま、好みの問題ですけどね。
ただ・・・・・
実は、少し寂しさを感じたのです。
ほかでもない自分自身に。
わたしって、いつのまにか、あのような夢の世界に、
素直に感動できなくなっていたんだなぁって。
もし、若いうちにヅカデビューを果たしていれば、
わたしもオバサマたちのお仲間に入っていたのかもしれません。
そう、彼女たちって、きっと純粋なのよ。
なんだか、ちょっとうらやましいような・・・・・・
宝塚は、少女の心を失わない女性たちの、
夢の楽園なのでしょう。
今宵の夢は、バラ園で戯れましょうか。
それとも、やはりスミレの野かな・・・・・・・・
ぴょん
|