にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2006年02月26日(日) スミレかバラか

行ってきました。

宝塚歌劇ベルサイユのばら雪組公演観劇バスツアーへ。

早朝出発深夜帰宅ということで、なかなかとハードです。

念のため、お断りしておきますと・・・・・

わたしはヅカファンというわけではなく、

原作に心酔しているため、一度は宝塚の舞台も観ておかねばと、

前々から希望していたのであります。

で、今回が宝塚デビューというわけです。



しかし・・・・・・噂には聞いておりましたが、

想像以上にディープな世界でありました。 (⌒_⌒;)

それは早くも、行きの観光バスの様子からも伺えたのであります。

だって、ふつうのツアーとは雰囲気が違うのです。

まず、全員(添乗員と運転手を除く)が女性ということ。

しかも、ほとんどがオバサマたち。(←自分もだが)

そして、お一人様参加が異様に多いのです。

聞くと彼女たちは、ほとんどがこの手のバスツアーの常連で、

長年来のヅカファンだそうです。

娘時代からのヅカファンという、

推定年齢75歳お一人様参加のオバアチャンもおりましたっけ。

お一人様参加の人たちは、やはり話し相手に飢えているのでしょう。

見知らぬ同志でも、すぐに和気あいあいと、

ヅカ談義に花を咲かせているようです。



宝塚大劇場に到着したのは正午過ぎ。

今日はあいにく雨でしたので、劇場周辺の散策はやめ、

劇場内の施設で、開幕までの時間つぶしを致しました。

お昼ごはんは、セルフのカフェテリアで、

ちらし寿司とクリームあんみつをいただきましたが、

味もまぁまぁ、お値段も安くて感心しました。

甘味処や和食メニューが充実しているのは、

オバサマ方の好みに合わせたせいでしょうか。

郊外のショッピングセンターにありがちな、

パスタとかピザなどは、あまり人気がないようです。

お土産コーナーも、見るからにオバサマ好みの品々が、

これでもかと豊富に並んでおりました。



休憩コーナーで休んでいると、

お隣のご婦人(推定年齢58歳)が声をかけてきました。

彼女は、お一人様参加で高知からツアーに参加したそうです。

わたしたちが今回、宝塚デビューと知ると、

宝塚への想いを、それはもう熱く熱く語ってくれました。

「とにかくもう、すっごく綺麗なのよぉ〜!

本物の男なんて要らなくなるくらい!!」

彼女いわく、

ヤミツキになること間違いなし・・・・・だそうです(笑)

うーん、そんなに凄いのか?? (; ̄ー ̄A アセアセ

舞台への期待は、ますます高まってまいりました。

なにやら、キケンな(?)世界のようだし。

ヤミツキになったらどうしよう・・・・・(爆)




幕が上がるやいなや、舞台に目が釘付けになってしまいました。

す、すごい。。。。。

豪華絢爛、時代錯誤、超少女趣味、大掛かりな演出。

これはたしかに、ハマる人はハマるよなぁ。

たぶん人によって好みは真っ二つに分かれると思いますけど。

ストーリーも、思ったより原作に忠実に感じられました。

オスカルが、ペガサスを模したクレーンに乗って登場した演出には、

感心するやら笑えるやら。。。。。。

(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!

そこまでやるか、宝塚。




初めての宝塚観劇体験は、楽しかったです。

舞台もさることながら、劇場周辺の施設も女性が楽しめるように、

なかなか工夫されていると思います。

一度は見る価値がアリかな。

一度は・・・・・ね。

はっきり言って二度目は、もういいや・・・・(笑)

けっして悪くはないんだけど、わたしにはちょっと甘ったる過ぎて。

板チョコに生クリームをかけた上に、

蜂蜜をたっぷり振りかけて食べたような・・・・・そんな感じです。

ま、好みの問題ですけどね。




ただ・・・・・

実は、少し寂しさを感じたのです。

ほかでもない自分自身に。

わたしって、いつのまにか、あのような夢の世界に、

素直に感動できなくなっていたんだなぁって。

もし、若いうちにヅカデビューを果たしていれば、

わたしもオバサマたちのお仲間に入っていたのかもしれません。

そう、彼女たちって、きっと純粋なのよ。

なんだか、ちょっとうらやましいような・・・・・・

宝塚は、少女の心を失わない女性たちの、

夢の楽園なのでしょう。




今宵の夢は、バラ園で戯れましょうか。

それとも、やはりスミレの野かな・・・・・・・・


























ぴょん

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