にっき日和
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さきほど、両親が叔母のお通夜から帰ってきました。
お通夜の様子を聞いていると、話のあちらこちらに、
懐かしい名前が出てまいります。
とりわけ懐かしかったのは、従妹のJちゃん。
亡くなった叔母の長女にあたりますが、
齢が近いせいもあって、
子供のころは、よく一緒に遊んだものでした。
夏休みの恒例は川遊びに盆踊り、
お正月休みには、我が家に泊まっていったこともありましたっけ。
明るくて賑やかな、うちの母と比べ、
叔母はいつも物静かな女性でした。
「J子は、ぴょんちゃんに会えるのをすごく楽しみにしていたんだよ」
そんなふうに笑っていた叔母の顔が、
ついこのあいだのように目に浮かびます。
そのJちゃんも東京の大学に進学したのち、
そのまま向こうで結婚し、かれこれ20年以上もご無沙汰しております。
そして叔母と最後に会ったのも、やはり20年以上も前になります。
Jちゃんと過ごした子供時代の思い出・・・・・・
わたしたちを見守ってくれた叔母は、もういないのです。
昨日は突然の訃報に、ただただ驚いておりましたが。
どうやら・・・・・・・
今になって、寂しさがひたひたと押し寄せてきたようです。
明日は叔母の葬儀です。
あっけなく逝ってしまった彼女の人生は、
はたして幸せだったのでしょうか。
どうか幸せな一生であったようにと、願わずにいられません。
ぴょん
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