にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2006年04月07日(金) イタ電の顛末

ちょっとショックなことがありました。



残業が終わり、自宅に電話を入れたときのことでした。

電話口に出たのは、父。

そこでわたしは、すこしばかり、いたずら心が芽生えてしまったのです。



「○○警察署の者ですが、お宅の娘さんが事故を起こしましたので、

大至急お金を振り込んでもらいたいのですが」

・・・・いわゆるオレオレ詐欺のマネをしてみたのです。

父を試そうと考えたわけじゃないんです。

そそっかしい母と違い、しっかり者の父のことですもの、

即座にバレて、笑い話になるものと思っていました。

が、父の反応は予想と少し違っていたのです。

すこし沈黙した後、慎重な口ぶりでこう言いました。

「娘がそこにいるなら替わってください」

おいおい・・・・・・・・・・・・・( ̄◇ ̄;)

同居している娘の声が、わからないのぉ〜〜〜〜???

わたしは別に、裏声使っていたわけじゃないのよ〜〜。

だって、すぐにばれるとばかり思っていたから。

「おとうさん、わたし!わたしだよ!!」

意外なことにすっかり慌ててしまったのは、わたしの方。

「悪い冗談だよ!」

ムッとした父は、黙って電話を切ってしまいました。



まぁ、しかし・・・・・

電話口に本人を出させようとしたこと、

やたらと名前を呼ばなかったことなどは、

いちおう評価しますけどね。

さすが父、その辺は慌てずキッチリ押さえておりました。



なぜわからなかったのだろう、わたしの声が。

事故と聞いて、気が動転していたのかしら?

それとも、耳が遠くなっているのかしら?

いつのまにか父は、

わたしが思っているよりずっとずっと、

おじいちゃんになってしまっているのでしょうか?

悲しいような不安なような・・・・・・・

なんとも形容しがたい複雑な思いが、

わたしの心を覆ってゆきます。



合言葉でも作ろうかな。

家族間でしかわからないような・・・・・

「山」と言ったら「川」と答えるとか・・・・ね。



・・・・・・オレオレ詐欺には、注意しましょう。










ぴょん

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