高校3年間で覚えている夏休みと言えばもちろん『彼女たち』と過ごした高3の夏なんですが、こうして過去日記を書いていると不思議とどうでもいいような記憶が残っているものです。
知的好奇心はまあそこそこあったつもりですが、盲目的(にわか仕込みともいう)に感化されることはほとんど読書からきていましたね。高2の夏は母親がどこからか借りてきた「ブッダ」という手塚治虫のマンガに感化されて(これが読書か? というツっ込みは不可/笑)この頃から当時でいうところの「岩波文庫の水色シリーズ」を読み漁るようになりましたね。といってもはっきりいって むずかしいんです。訳わかんないんです。 仏教からはいって、キリスト教系は西洋の訳書がいっぱいあったので一番よく読みました。宗教に興味があったわけではなく、いわゆる宗教の教義の中に自分が共感できることがあればそれで良かったんですね。
ただまあそれらを読んでいて率直に思ったのは
「宗教に入るには信仰心が無さすぎる」
ってことですね。この言葉はその後、夏目漱石の「行人」という作品で再び出会うことになりました。知りたきゃ読みなさい(^^;;
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