2002年07月07日(日) |
_/_/_/_/ わたくしごと _/_/_/_/ |
先日、1ヶ月ぶりに大好きな『彼女』に会ってきた。付き合い始めてから会うことにこれほど時間のギャップがあったのは今回が初めてである。 もともと私たちを分かつ物理的距離は大きい。いわゆる遠距離恋愛といわれるものだ。ただその経験を重ねつつ感じたことは、「遠距離」だから寂しいのではなく「会えない」それが寂しいのだ。
付き合い始めた当初、『彼女』と私を分かつこの距離は案外遠くは無い、そう感じていた。『彼女』に会う時は大抵どちらかが新幹線を利用して会うのだが、その交通機関のおかげで距離感をあまり感じない私がいたのは確かだ。その点で私は『彼女』より楽観的だったといえる。
「今伝えるべきことを伝えることが出来ただろうか?」 彼女とまたひとときの別れ、その帰りの電車の中で考えるのはいつもそのことである。
答えは決まって ノー だ。
もともと完全な意思の疎通などお互い無理だと思っている。ただそれがこの私たちの恋愛において障害にはなり得ない。たとえそれが盲目的といわれたとしても、私たちはお互いに「自分のほうが相手を信頼している」と信じている。それだけで十分だ。
先日は私が『彼女』の地元へ会いに行った。楽しいひとときは想像するより計画的な言動など出来るわけがないくせに、過ぎるのが早い。刹那に満たされたはずの満足感はひとときの「別れ」で忘却されたように、相手を願って止まない。
それでも離れなければならない、それが現実である。 『彼女』には小学生の娘がいる。まだ私はその子と上手に話をすることが出来ない。見た目は大人でも中身が子供な自分なのでそれも分からなくはない。ただ、私はその子に羨望しつつも、『彼女』のそばにいつもその子がいてくれるという安心を得ることが出来るし、それをこの上なく感謝している。
今はまだ、その感謝に報いる術が、残念ながら無い。しばらくはその子の存在に甘えるしかないのが現状だが、いつかその子に私自身を認めてもらうつもりでいる。その時にまた新たな「恋愛」が私と『彼女』、そして『その子』との間に生まれることを想いつつ、今は頑張っていこうと思う。
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