あお日記

2002年11月03日(日) 交際発覚


 まだ奨学生だった頃は夕刊配達後にタケダと予備校で落ち合って勉強する習慣だったが、私が入院する2週間くらい前からタケダの付き合いが悪くなり、午後9時くらいにやっと顔を出して2人で街へ出向く日々が多くなった。今思うと、所在不明になりがちなあれは彼の恋愛過程によくある兆候(笑)。
 
 突然の私の入院は彼の恋愛にとって拍車をかけるものだったと思う。高校3年の頃はハマちゃんに夢中だった彼を見ていただけに、こうもコロっと方針が変わるといささか拍子抜けな気もした。が、環境も変わって単身で下宿して勉強をするということの孤独感は、人当たりのよい人間にとっては限りなく苦痛の日々であろう。

 そしてタケダは同じような境遇の女性と出会った。お相手は同い年で別の新聞会社の奨学生をやっていて、たまたまタケダと配達区域が重なる関係でお近づきになったらしい。いやね、私にも似たような境遇の女性がいたが、話しかけるバイタリティなんぞは持ってなかったが(笑)。

 そんなわけで交際の始まった2人が1年後に結婚するとは思わなかったが...。
 個人的にはタケダとハマちゃんの板ばさみから解放されて多少楽になったわけだった。



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