消息






2006年06月26日(月)



 きのう、Coccoのあたらしいアルバムを衝動買いした。シンガーソンガーのときのアルバムは友人が貸してくれて聴いたのだけれど、ソロ再開してからのは聴いたことはなかった。なんかね、ジャケットが佳かったんだよね。蔦屋入ってひょっと横みたらそれがあって、あ、すきなかんじの表紙、と思ったらこっこさんだった。こっこさん自体、結構すきだけれど、ベストアルバムしか持ってなくて、その他に友人がカラオケとかで唄ってた、豚が食べられゆく話(これ、すきなんだが、曲名がわからない)とかしかしらないのです。だから特に消息を追ってたわけでもなくて、でも今回のジャケットに惹かれて買ってしまった。無駄に初回限定版を。けれど、DVDの陽の照りながら雨の降るをみていて、こっこさんがとびはねてるのみたら、なんか俺は感動したらしい。らしい、というのは、いまだに「感動」ってものが、はっきりとは掴めてなくて、よくわからないものだからなのだが。でもなんだかたぶんいま感動してるんだろうな、ってかんじでちょっとなきそうだったんだ。泣くとかそういうものが表出されにくいタイプなのでちょっとめずらしい。

 あと、久し振りに小説をまともに読んだ(最近は授業で使う本ばかり読んでいる)。伊坂幸太郎の、『オーデュボンの祈り』と『ラッシュライフ』。『オーデュボンの祈り』は、話自体も好印象だったけれど、喋るカカシのなまえがよかった。優午、ていう。字面も発音も、おだやかな彼にぴったりだとおもった。それと、登場人物にウサギ、てよばれてるひともいたりして、すこし初期の村上春樹に似ている雰囲気かなともおもった。俺は評論家ではないので結局のところよくわからないけれど。この二冊は珍しく父親が薦めてきた。価値観が似ているのか、父親から手渡されたものにハズレはあんまりない気がする。


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