日々の思い

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フォスター・チャイルドからの手紙
2002年02月10日(日)

ケニアのコビア君からクリスマスカードを送ったときの返事が来た。
といっても、彼が書いたわけではなく、
彼の口述をコミュニティ・ボランティアが代筆したものだけど。

フォスターチャイルドは心を込めたご挨拶をお届けしたいと願っています。家族は皆健康です。
あなたも同じようにお元気でいらっしゃいますように。
あなたのお手紙を受け取り、Generalはとても感謝しています。
あなたからのお便りに、家族で喜びました。
皆様の毎日の暮らしが幸せであるようお祈りしています。

というような日本語の訳がついていた。
せっかくのボランティアさんの自筆の手紙なので、
自分で読めるといいのだけど無理なので、訳付きで送ってくる。
でも文章が硬いので、ちょっと物足りないと、わがままな私である。

コビアくんの一日は、水汲みから始まる。
生活のために、水を確保しなければいけない。
大人たちは、働きに出るので、水汲みは、子供の仕事なのだ。
アフガンで、黒柳さんが、出会った子供は、地雷で片足をなくしていた。
9歳のこの羊飼いの少年は粗末な義足をつけてもらって、
「嬉しいなあ、これでまた羊と暮らせます」と、笑顔を見せたそうだ。

ハイチでは、12歳の少女が日本円でおよそ42円で売春をしていて
「エイズは怖くない?」と聞いたら、

「エイズになっても何年か生きられるでしょ?
私の家、明日食べるものがないんですもの」と答えたという。

日本の子供たちはとにかく勉強、そしていい学校に入って
いい会社に入る・・・子供も大人も、それが当然のことであり、
何も疑問を感じない。
援助交際をして高価な品物を買う子もいる。

ハイチの少女の言葉は、ありのままで、素直な分、
私の心に突き刺さってきた。



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